『機動警察パトレイバー EZY』人気キャラ・太田功再登場の裏側 出渕裕監督「美味しい形で出していこう」

『機動警察パトレイバー』の新作アニメーション作品『機動警察パトレイバー EZY File 1』の公開記念舞台あいさつが16日に都内で行われ、メガホンを取った出渕裕監督が出席。この日で発表された人気キャラクター・太田功の再登場の裏側を明かした。この日は、上坂すみれ(久我十和役)/戸谷菊之介(天鳥桔平役)小林親弘(間昭彦役)、サプライズで池水通洋(太田功役)も来場した。
「パトレイバー」太田役・池水通洋がサプライズ登場!『機動警察パトレイバー EZY File 1』公開記念舞台あいさつ
本作は、「パトレイバー」シリーズの舞台を2030年代に移し、全8話・全3章で劇場公開するシリーズ最新作の第1章。労働人口減少の一途を辿り、AI 技術による自動化が進む日本で、警視庁特車二課パトロールレイバー中隊「パトレイバー」第二小隊が、旧式98式 AV イングラムをチューンナップした”AV-98Plus イングラム“とともに、知恵と勇気で新たなテクノロジー犯罪に立ち向かう。
出渕監督は「作品に命を吹き込んでくれるのは声優の方。とてもいいキャストの方と一緒にできた。この人しかいないというキャストになっている」と出演者を絶賛。間を演じた小林についても「間ってこういうキャラの人がいいなっていうのを再確認しながら、やっていました。間って最初は真面目な、まとめ役みたいなっていうふうに思っていたけど、違うなって。小林さんのちょっとかましてくる、気の抜けた、いい意味でのいい加減さがよかった」と述べた。
小林も「パトレイバー」に関わるきっかけとなったエピソードをしみじみと回顧。「飲んでいる時に、伊藤健太郎さんに勧められてパトレイバーを見るようになった。そのタイミングで仕事も決まって、結果的に自分から役を呼び込んだ形になった」とコメントしていた。
出渕監督はまた、本作で初期OVAから登場する旧特車二課の人気キャラクター・太田功を演じた池水を再登場させたことについても「『仮面ライダー』の時から大好きでチェックしていました。『月光仮面』とかもやっていて……。声がかっこいい」と絶賛。「太田の立ち位置は解釈が色々。こないだ押井さんと会った時は太田は馬鹿だからって(笑)。コンプライアンスが難しいキャラ。でも、ゆうき(まさみ/キャラクター原案)さんはちゃんとした芯のある警察官として描いていて、幅があり、そういう意味で描きやすかった」と紹介した。
さらに「(脚本・シリーズ構成の)伊藤(和典)さんと話して、太田はあまりガンガン出さないようにしようって。どうしても昔のメンバーが出てくるとそっちに目がいっちゃう。美味しい形で出していこうって」と太田の登場のさせ方にこだわりがあったことも明かしていた。(取材・文:名鹿祥史)


