マイケルそっくり!ジャファー・ジャクソンって誰?

伝説的ポップスター、マイケル・ジャクソンの半生を描く映画『Michael/マイケル』(6月12日公開)で、主人公マイケルを演じたジャファー・ジャクソンとは誰なのか。マイケル本人との関係も紹介する。
主演のジャファー・ジャクソンは、1996年7月25日生まれの29歳。彼は、2009年に死去したマイケル・ジャクソンの兄、ジェーメインの息子だ。マイケル・ジャクソンが生まれたジャクソン家は大家族で、マイケルの両親の間には、子供が10人いる。その4男がジャファーの父親ジェーメインで、8男がマイケル。ミュージシャンのジャネット・ジャクソンは末っ子で、第10子になる。
一家の子供たちはミュージシャンとして活躍する。まず2男ジャッキー、3男テイト、4男ジャーメインによる「ジャクソン・ブラザース」として活動。そこに6男マーロン、8男マイケルを加えて「ジャクソン5」になり、数々のヒット曲を生み出した。ジャファーの父ジャーメインは、このグループでマイケルと一緒にツインボーカルを務めることも多かった。
ジャクソン一家が大家族なのは、今も同じ。ジャファーの父ジャーメインはこれまで3回結婚して、実子の息子が8人いる。ジャファーは父と1995年から2004年まで結婚していたアレハンドラ・ジェネヴィーヴ・オアシアサの間に生まれた、2人の息子のうちの一人だ。
ジャファーの親戚は人数が多く、彼は米「インタビュー」誌の取材でジャクソン家のいとこの人数を聞かれた際に「いとこの正確な人数は分からないんです、毎年、赤ちゃんが生まれるから。35人から40人くらいいると思います。僕にも兄弟が9人、姉妹が2人いるんです」と答えている。
マイケル・ジャクソンが死去した2009年6月25日、ジャファーは12歳。あと1か月で13歳の誕生日を迎えるところだった。しかしジャファーにはそのずっと前、子供時代にマイケルと一緒に遊んだ記憶がある。ジャファーはそれを本年4月に米トークショー「TODAY」出演時にこう語っている。
「まだ幼い頃、家族たちと一緒に遊んだ記憶があります。マイケルが私の家にやってきて、一緒にゲームをしたりして遊ぶことも何度もありました。家族でマイケルが住んでいたネバーランドに行ったこともあります。一緒にかくれんぼをしたり、キャンディをいっぱいもらったり、乗り物に乗ったり、映画を見たり。とっても楽しかった」
ジャファーは12歳の頃から歌とダンスを始め、ミュージシャンとしては2枚のシングルがあり、2019年にデビュー・シングル「Got Me Singing(原題)」、2020年に2nd シングル「Confused(原題)」をリリース。映像作品ではリアリティ・ドラマシリーズ「ザ・ジャクソンズ:ネクスト・ジェネレーション(原題)/The Jacksons: Next Generation」(2015)と、叔父ティト・ジャクソンのミュージック・ビデオ「Love One Another(原題)」がある。
しかし、俳優業は今回が始めて。本作に出演したきっかけは、2020年、映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)を手掛けたプロデューサーのグレアム・キングから出演を打診されたこと。そこでジャファーは、彼がマイケルのように話す音声テープを送り、するとすぐにキングから電話があった。しかし、それで出演が決まったわけではなかった。プロデューサーのキングは、ジャファーと会った後も世界中でオーディションを行い、そのうえでジャファーが適任だと確信して、彼をキャスティングしたと語っている。
ジャファーは演技の経験がなかったので、2021年頃から演技の訓練を開始して、その1年後から、ダンスの練習を始めた。彼のキャスティングが発表されたのはその2年後の2023年1月。しかし全米俳優協会のストライキがあり、撮影が開始されたのはその1年後の2024年1月。ジャファーは、本作の撮影準備のため、実に約3年もの歳月をかけている。
ジャファーの次の出演作のニュースはまだないが、私生活は充実している。彼は2016年頃から、ミュージシャンのマディ・シンプソンと交際して、2025年2月に婚約を発表。本年4月の映画『Michael/マイケル』の米ロサンゼルスでのプレミア上映会にも、レッドカーベットに一緒にカップルとして登場している。映画が全米で大ヒットして公私ともにハッピーなジャファーの今後の活動にも注目だ。(平沢薫)


