『侍タイムスリッパー』田村ツトム、心配無用ノ介の外伝ドラマ「ファンの一声一声が力に」早くも続編構想あり

『侍タイ』チームが再結集!
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 第48回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した映画『侍タイムスリッパー』の外伝ドラマとなる連続時代劇「心配無用ノ介 天下御免」の記者会見が14日、同作の聖地である池袋のシネマロサで行われ、主演の田村ツトム、共演の沙倉ゆうの井之上チャル安田淳一監督、主題歌を担当するクレイジーケンバンド横山剣が登壇。安田監督が、早くもシーズン2の構想(?)を明かすひと幕があった。

【動画】田村ツトム、『侍タイ』ファンに恩返しを…制作決定時の心境告白

 『侍タイムスリッパー』の外伝となる本作は、どこからともなく現れ、決め台詞「心配ご無用!」とともに悪を成敗する一流の剣客・心配無用ノ介(田村)の時代劇を軸にしながら、制作の舞台裏を描くなど、斬新な仕掛けが盛り込まれているドラマ。映画と同じく安田監督がメガホンを取っている(第2話のみ白石和彌監督が参加)。

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 心配無用ノ介役の田村は「『侍タイムスリッパー』の劇中劇から勢い余って飛び出しました。今回のドラマ化にあたりまして、多くのファンの一声一声が力になってドラマ化されました。そういう気持ちも背負いながら、一生懸命撮影に挑みました」と晴れやかな表情を見せる。

 安田監督が「とにかくこの作品は『侍タイムスリッパー』を応援してくださったお客さまに何か恩返しをしたいということで、舞台あいさつなどで言ってきたのですが、それが実現してうれしく思っております。内容としてはちゃんとした時代劇を見ていただけるんじゃないかなと思いますが、回を追うごとに、自らにツッコミを入れるような展開を見せたりもします。かと思えば、映画では助監督役だった沙倉ゆうのさんが、なぜか(劇中で)おゆうという役を演じることになって……という現代劇になったりと、BS-TBSさんをはじめ、制作委員会の方々が本当に僕の好きなようにやらせてくれたからこそ、こういうことができたのかなと思っております」と熱く語ると、「なかなか時代劇が民放で作れない時代になっている中、この作品が実現できたことを本当にうれしく思っています。どうか勧善懲悪の時代劇を、大人から子供まで楽しんでご覧いただきたいと思っております」と会場に呼びかけた。

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 しかし、この企画が実現に至るまでの道のりは決して平坦ではなかったようで、「なかなか決まらなくて。オンライン会議を8回から10回くらいやってようやく決定した」と振り返る安田監督。さらに「お話をいただいてから1年かかりましたもんね……」と語る田村も、「ようやく決定となった時は正直な話、『侍タイムスリッパー』を観てファンになってくださった方たち、応援してくださった方たちにようやく恩返しができると思い、まずはその方たちの顔が思い浮かびました」とファンへの強い感謝を口にした。

エンディングテーマを担当する横山剣

 この日は、本作のエンディングテーマを担当する横山もゲスト登壇。「このお話をいただいた時に『やったっ!』と思って興奮して、新たに書き下ろそうと思ったんですけど、そういえば過去のストックに絶対にハマるなと思うような曲があって。それを蔵出しして、カスタマイズして、新たに新曲として出来上がった曲なんです。このドラマの世界観に共感できるようなユニークな部分があって、これは間違いないなと思いました」と楽曲制作の経緯を説明する。

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 安田監督も「エンディングを作ってもらいたい方はいらっしゃいますか? と言われたのですが、それほど音楽に明るくないもんですから。でもクレイジーケンバンドさんの曲で、以前、ドラマのテーマになった曲がすごく好きだったので。クレイジーケンバンドさんにお願いできたら嬉しいですねと言ったら、頼んでみましょうということになった」とオファーの裏側を説明。「どんな曲調がいいですか? と聞かれたので、生意気にも、昭和的な、ちょっと演歌っぽい感じのロックだとうれしいですといった話をしたら、本当にピッタリの曲で。僕はずっとエンディングや番宣の編集をやっていたので、あの曲をずっと聞いています。とても聴きやすくて、いい曲だから、いろんな人に広まってくれたらいいなとか思いながらやってました」と語った。

 とは言いながらも、民放で時代劇を作る難しさも感じているそうで「これはよく取材でも言っているんですけど、制作委員会の会議でTBSさんがものすごいシミュレーションをしてくれて。赤字がずっと並んでいるんです。しかもこのシミュレーションはものすごく当たるそうで、6話やって、うまいこといけば100万円の損で済みます、みたいなことを言われた」とぶっちゃけ、会場内はドッと沸いた。

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 それでも「BS-TBSさんが現代に勧善懲悪の時代劇を呼び返す意義を感じてやってくれたし、僕らはもちろんお客さんへの恩返しをしたかった。そして太秦映画村の皆さんは公開撮影を復活させたいという、それぞれの意義を感じてやってきたというところがあるので、それが実現できて良かった」と深く感謝を述べた。

 その流れで安田監督は「もし第2シーズンがあるならば、『侍タイムスリッパー』のクライマックスに出てきた村田がどういう歩みをたどって現代に至ったのか、というのを描きたい」と次回作に向けた構想を明かす。「これはシーズン2はないもんやと思っているから、好きなことを言ってるだけですけどね」と笑う安田監督だが、田村は「やりましょうよ!」とツッコミを入れつつも、期待をにじませた。(取材・文:壬生智裕)

連続時代劇「心配無用ノ介 天下御免」はBS-TBSにて7月16日スタート(毎週木曜夜11時~)

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