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『侍タイムスリッパー』韓・中・英からリメイクオファー 安田淳一監督「時代劇の流れをフォローできれば」

左から安田淳一監督、田村ツトム、沙倉ゆうの、安藤彰則
左から安田淳一監督、田村ツトム、沙倉ゆうの、安藤彰則

 映画『侍タイムスリッパー』を手がけた安田淳一監督が7日、都内で行われた囲み取材会に出席し、海外から同作のリメイクオファーが届いていることを明かした。取材会には、初のスピンオフドラマ「心配無用ノ介 天下御免」主演の田村ツトム(心配無用ノ介役)、共演の沙倉ゆうの(新人助監督・優子役)、安藤彰則(斬られ役俳優・安藤役)も参加した。

【画像】スピンオフの主人公に!田村ツトム演じる心配無用ノ介

 2024年日本アカデミー賞最優秀作品賞など、数々の賞を受賞した映画『侍タイムスリッパー』は、幕末から現代の時代劇撮影所にタイムスリップした会津藩士・高坂新左衛門(山口馬木也)が、時代劇の「斬られ役」として第二の人生に奮闘する姿を描く時代劇コメディー。

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 エミー賞を席巻した真田広之主演・プロデュースの海外ドラマ「SHOGUN 将軍」、岡田准一が主演・プロデューサー・アクションプランナーを務めたNetflixシリーズ「イクサガミ」など、時代劇が世界中で話題を浴びている今、同映画のリメイクについて質問が飛ぶと、安田監督は「韓国とか中国とか、イギリスからリメイクをする話はいただいています」と告白。「『イクサガミ』がNetflixで好評だということで、『侍タイムスリッパー』を含めるかどうかは別にしても、去年の『SHOGUN 将軍』から来ている時代劇の流れを僕らもフォローできればなと思います」と期待を寄せた。

安田淳一監督

 一方、この日は同作の初スピンオフドラマとなる連続時代劇「心配無用ノ介 天下御免」の制作が発表されたが、安田監督は「『心配無用ノ介』については、まだ(世界は)視野には入ってない感じ」とぶっちゃけ、会場の笑いを誘った。

 安田監督が脚本と撮影も務める「心配無用ノ介 天下御免」は、『侍タイムスリッパー』に登場するテレビ時代劇の一流の剣客で、決め台詞「心配ご無用!」とともに悪を成敗する心配無用ノ介が主人公。撮影は2026年春にスタートし、同年7月クールにBS-TBSで放送を予定している(全6話/1話30分・一話完結型) 。

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 51歳にして初のドラマ主演を飾る田村は、山口や冨家ノリマサ(風見恭一郎役)らベテラン勢から「全面的にバックアップするんで、田村ツトムという役者が今まで学んできたスキルを思う存分発揮したらどうや?」と伝えられたそうで、「不安もありますけど、ファンの方たちも背中を押してくれているので前に進むしかない。一生懸命トライしたい」と意気込む。

心配無用ノ介役の田村ツトム

 撮影前であることから、同ドラマで共演したい人を尋ねられた田村は「妻夫木(聡)さん」と返答。下積み時代から妻夫木が出演している映画やドラマを観ていたという田村は、「お芝居がすごい。台詞の吐き方とか表現の1つ1つが、演目によってちゃんと使い分けていて、僕のお手本というか、こういう風に台詞を吐いたらいいのか……とか、いろんなことを勉強させてもらったので、そういうところを間近で見てみたい」と希望する 。

 さらに田村は、「悪役はあまり見たことがないので、もし悪役を引き受けていただけるならば、最後、僕がバサッと斬るというのをやってみたい」と具体的にリクエストすると、安田監督は名前の大きさに震え、「活字になりますよ。制作委員会側がゾーッとしてる」とツッコミ。田村を慌てさせ、報道陣や関係者を笑わせていた。(錦怜那)

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