サンライズ×シャフト制作初タッグ!アニメ「フールナイト」2026年Netflix配信決定 主人公声優は内山昂輝

安田佳澄の漫画「フールナイト」(「ビッグコミックスペリオール」連載中)がアニメ化され、Netflixシリーズとして2026年に世界独占配信されることが24日、明らかになった。アニメーション制作は、ガンダムシリーズなどのサンライズと「魔法少女まどか☆マギカ」などのシャフトが制作初タッグを組んで担当する。フランスで開催中の「アヌシー国際アニメーション映画祭2026」内のパネルイベント「NETFLIX ANIME STUDIO FOCUS」内で発表されたもので、ティザービジュアルやティザーPV、メインキャストとスタッフ陣、原作者による記念イラストやコメントが一挙解禁となった。
本作の舞台は、ぶ厚い雲が空を覆い、冬と夜ばかりになった遥か未来の地球。植物はほぼ枯れ果て、酸欠状態に陥った人類は、死期が近い人間の肉体を植物へと変える技術「転花(てんか)」で得られる、わずかな酸素に依存する社会を築いている。貧困に苦しみ、生きる希望を奪われた青年・神谷トーシローが、人間が姿を変えた植物「霊花(れいか)」になる道を選んだことから、物語が動き出す。
主人公・神谷トーシローの声を担当するのは、「呪術廻戦」の狗巻棘役、「僕のヒーローアカデミア」の死柄木弔役などで知られる内山昂輝。また、トーシローの幼馴染・蓬莱ヨミコの声は、「けいおん!」琴吹紬役、「響け!ユーフォニアム」田中あすか役などを演じる寿美菜子が担当する。
監督は映画『すずめの戸締まり』で演出を務めた湯川敦之が務め、シリーズ構成に「【推しの子】」の田中仁、音響監督に『聲の形』の鶴岡陽太、音楽には「Dr.STONE」の加藤達也など、気鋭の実力派クリエイター陣が結集した。
ティザービジュアルには、決意を秘めた眼差しで正面を見つめる主人公・トーシローと、「転花」途中の人間が電車内で並んで座る強烈なインパクトの一枚。車窓に広がる鮮やかな花畑と不穏な気配を暗示させる暗い空の対比など、異彩を放つ作品世界を表現した。さらに、加藤による重厚な劇伴と共に、厳しい環境でも必死に生きる登場人物たちの感情を繊細かつ緻密に表現したPVも期待感を高める。
キャスト、湯川敦之監督、原作者・安田佳澄のコメントは以下の通り。
神谷トーシロー(cv:内山昂輝)
劣悪な環境に身を置く青年。生きていることに意味を見出せなくなり、半ば強引に「転花」の施術を受け、「霊花」の声が聞こえるという特異な能力が発現。国立転花院の特例臨時職員として採用される。
【内山昂輝 コメント】
「フールナイト」は厳しい環境となった未来の地球で生きる人間たちを描いた作品です。その一人、神谷トーシローは生活苦の中で、あることを希望します。彼の複雑な感情の変化を表現するため、毎話いろいろな表現に挑戦しました。ぜひたくさんの方にアニメ「フールナイト」を観ていただきたいです。
蓬莱ヨミコ(cv:寿美菜子)
国立転花院の職員。特定の部署に所属せず、「転花」に関する業務を幅広くこなしている。美味しいものを食べることに何よりの幸せを感じている。トーシローとは幼なじみ。
【寿美菜子 コメント】
蓬莱ヨミコの声を担当させてもらいます、寿美菜子です。
安田先生の描く「フールナイト」の強烈な世界観と、湯川監督のセンスにオーディションから心惹かれ、この作品でヨミコを演じきれたら、悔いはないかもと思うほどでした。今ヨミコを演じられて光栄です。
ヨミコは食べることが大好きで一見普通の人のようですが、転花職員として働くヨミコは、やはりどこか心の形は歪なのかもしれません。
私たちが感じる幸せと、ヨミコたちが感じる幸せはきっと違うからこそ、取りこぼさないように気をつけて演じました。
私たちの遠くない未来にあり得なくもないお話。
この物語がNetflixで世界へ配信されること、心から嬉しく思います。
監督:湯川敦之
アニメ「フールナイト」は1人の元ひきこもりが企画書を出したところから始まりました。
その後、サンライズとシャフトを驚くような偶然が結びつけ、
某監督とシャフトの鈴木さんが推薦したことで私に声がかかりました。
原作既読の方はわかると思いますが、この作品は非常に多面的です。
にも関わらず漫画と違って映像は読み進めるスピードが受動的で立ち止まることができません。
なので最初はどう見せていくかで悩みましたが、結局は視聴者、あなたを信じて、余計なことを考えずただ丹念に時間を描写することだけに努めました。
タルコフスキーも映画は時間を彫刻する芸術だって言ってましたが、あれは見る人を信じてるから言える言葉なんだなぁとこの現場で気付かされました。
私たちは考えたいあなたの味方です。
アニメ「フールナイト」プロジェクトは、作る人も支える人も届ける人も最高の仕事してくれてるから安心してください!
良くないと思うところあったら全部私のせいだわ。
ではお楽しみに!
原作・安田佳澄
「無機質なオフィスに観葉植物が並んでる」その景色が見たくてフールナイトという作品の建築は始まりました。
計画性もなしに好きな部屋を作り続け、建物は歪み、しかし崩れずなんとかアニメ化にたどり着きました。
全てはフールナイトを支えて下さった世界中の読者様のおかげです。心からありがとうございます。
そして標高が高くなった今、アニメを通じてより遠くの人にも見つけて頂ければこれ幸いでございます。
僕の作ったスペキュレイティブ・フィクションをよろしくお願いいたします。


