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あの、『君の名は。』スタジオ新作短篇で“少年の声”に初挑戦 花澤香菜、三木眞一郎が共演

短篇アニメーション映画『しらぬひ』湊役・あの、べんちゃん役・花澤香菜、マサル役・三木眞一郎
短篇アニメーション映画『しらぬひ』湊役・あの、べんちゃん役・花澤香菜、マサル役・三木眞一郎 - (C)2026 片野坂亮/しらぬひ製作委員会

 歌手・タレントのあのが、『君の名は。』『すずめの戸締まり』を手がけたスタジオ「コミックス・ウェーブ・フィルム」の最新作となる短篇アニメーション映画『しらぬひ』(読み:しらぬい)で主人公の少年の声を担当することが発表され、予告映像が公開された。共演に人気声優の花澤香菜三木眞一郎が名を連ねる。

【画像】あの、少年の声に挑戦!『しらぬひ』予告映像

 物語の舞台は1996年、夏の終わり。熊本の海辺の町で暮らす10才の少年・湊(みなと)は、酒に溺れる父とふたりきりで生きていた。彼の唯一の心の拠り所は、弁天島に現れる少女の神さま“べんちゃん”。彼女と過ごすひとときだけが、自分を取り戻せる時間だった湊だが、一時保護が決まり、べんちゃんとの別れの時が迫る。湊は、ひとつだけ願いを叶えてくれるという、海に浮かぶ不思議な光「しらぬひ」に祈りを捧げるが、父への憎しみが募るにつれ、その“祈り”は取り返しのつかない“呪い”へと姿を変えていく……。愛を求めるがゆえにすれ違い、憎しみに呑まれていく少年の奥底で消え入りそうな心をそっと抱きしめる、愛の物語。

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 あのは、愛を求める一方で、次第に父への憎しみを募らせ、禍々しい感情に呑まれていってしまう少年の心情や、叫び出したくなる衝動を声で表現する。少年役は初挑戦となり「子供でありながら子供らしくいることのできない環境に身を置く10才の揺れ動く感情を精一杯演じさせていただきました」とコメントを寄せている。

 また、花澤香菜が湊の唯一の友である少女の神様・べんちゃんの声を担当。そして、三木眞一郎が酒に溺れ、湊の心に深い影を落としていく父親・マサルの声を担当する。

 原作・脚本・監督は、商業アニメーション映画初挑戦となる新鋭・片野坂亮が務める。スーパーの鮮魚コーナーで働く傍ら、フリーの映像作家として実写映画やアニメーション作品の自主制作を続けてきた手腕が同スタジオに認められ、異例の大抜擢となった。片野坂監督は「この映画が、誰にも言えない気持ちを抱えたまま夜を越えている誰かの心に、少しでも届くことを願っています」とコメントを寄せている。

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 予告編では、青葉市子による主題歌「しらぬひ」も解禁。青葉が書き下ろした歌詞を元に、梅林太郎と制作した主題歌「しらぬひ」の繊細な響きと幻想的な歌声が胸をつく仕上がりとなっている。キャスト、監督のコメントは以下の通り。

短篇アニメーション映画『しらぬひ』は8月21日より新宿バルト9ほか全国順次公開

あの/湊役

主人公、湊役を演じさせていただきました。少年の声を吹き込むのは初めてで挑戦的でしたが、子供でありながら子供らしくいることのできない環境に身を置く10才の揺れ動く感情を精一杯演じさせていただきました。ぜひ劇場でご覧ください。

花澤香菜/べんちゃん役

不器用に懸命に生きている湊の姿を、ただひとり見守っているべんちゃん。美しい映像とは対照的に、湊の孤独や恨みに胸が痛みます。観ている皆さまにも、べんちゃんと一緒に彼の隣にいてあげてほしいです。場面によって、神々しかったり親しみやすいお姉さんだったり印象が変わるべんちゃんですが、彼女が何者なのかにも注目してみてください!

三木眞一郎/マサル役

「生き方」ではなく、「生きる」というコトに、向き合わされる作品だと思います。
収録現場も緊張感に溢れておりました。
多くの方に届くと嬉しいです。

片野坂亮/監督

はじめまして、監督の片野坂亮です。本作の登場人物たちは、心のどこかで愛を求めながらすれ違い続け、やがて自分でも止められない衝動へとたどり着いていきます。
願いは祈りであると同時に、誰かを縛り続ける呪いでもある。痛みを抱えながら、それでも生きようとする彼らの声にならないものを描きたい。キャストの皆さまにはその思いをお伝えし、収録に臨みました。
湊役のあのさんは、湊の胸の奥にある怒りや憎しみ、そしてそこに秘められた優しさを、まっすぐに表現してくださいました。収録を重ねる中で、その声は痛みに立ち向かう湊そのものになっていき、感情を瞬時に声へ乗せていく表現力に何度も驚かされました。
べんちゃん役の花澤香菜さんには、本編では語りきれない背景や、湊に向けている感情についてお伝えしました。友達のような無邪気さ、姉のような距離感、母のような包容力、そして神さまとしての静けさ。そのすべてを、ひとつの存在として丁寧に宿してくださいました。
マサル役の三木眞一郎さんには、セリフの端々から見え隠れする父性を通して、あらためて彼が湊の父であることに気づかせていただきました。決して単純な悪ではなく、弱さや歪みを抱えた一人の人間として、マサルという人物に確かな体温を与えてくださいました。
また、ここにお名前を挙げきれない多くのキャストの皆さま、スタッフの皆さまの支えがあって、『しらぬひ』は形になりました。
この映画が、誰にも言えない気持ちを抱えたまま夜を越えている誰かの心に、少しでも届くことを願っています。

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