『トイ・ストーリー5』ジェシーの泣ける別エンディング案が存在した

映画『トイ・ストーリー5』(公開中)は当初、劇場公開版とは異なる別エンディングが検討されていたと、共同監督&脚本のケンナ・ハリスがSlashfilmに明かした。(以下、映画のネタバレを含みます)
最新作は、『トイ・ストーリー2』で初登場したカウガール人形・ジェシーを中心に据えた物語になっている。ウッディが持ち主・ボニーのもとから去った後、保安官としての役割を引き継いだ彼女は、現代の子どもたちを夢中にさせる新型タブレット・リリーパッドの脅威に挑む。
ジェシーは劇中、かつての持ち主であるエミリーが昔住んでいた家へと辿り着く。自分が見捨てられたミスたられた辛い記憶が呼び起こされたジェシーだが、実はジェシーがエミリーの人生に大きな影響を与えており、エミリーが第1子である娘に「ジェシー」と名付けていた事実を知ることになる。
多くの観客の涙を誘ったジェシーの物語だが、実は初期のプロットでは全く異なるエンディングが用意されていたという。なんと、ラストでジェシーが年老いたエミリーと再会するシーンが描かれるはずだったのだ。
ハリス監督は「エミリーは今やおばあちゃんになり、感動的なエンディングの場面で、かつて子供時代に愛したおもちゃを自分の孫に引き合わせるという展開でした」と告白。実際に、年老いたエミリーがジェシーを手に取るスケッチまで描いていたという。
ジェシー&エミリーの再会は号泣必至の展開だが、製作陣はジェシーの心の旅を完結させるため、別のアプローチを取ることに。「最終的に映画は別のシーンになりましたが、ジェシーとエミリーの特別な繋がりが『トイ・ストーリー5』のカギになることは、はじめから分かっていました」とハリス監督は述べている。
また、ストーリーアーティストのテッサ・エイブラムスは、ジェシーがエミリーにとってどれほど大切な存在だったかを、タイヤブランコの下に埋められたランチボックスを見つけることで知るという展開は正しい選択だったと回顧。「このシーンがジェシーの成長において不可欠であり、それゆえに表現するのが最も難しいシーンの一つになることは分かっていました。監督たちが私を信頼してシーンを任せてくれたことに、とても感謝しています」と振り返っている。(編集部・倉本拓弥)


