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トム・ハンクス、『トイ・ストーリー』ウッディの声「あと30年は続けられる」【インタビュー】

『トイ・ストーリー5』で再会!ウッディ&バズ・ライトイヤー
『トイ・ストーリー5』で再会!ウッディ&バズ・ライトイヤー - (C)2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 映画『トイ・ストーリー』1作目(1995)から30年以上にわたりボイスキャストを担当しているトム・ハンクス(ウッディ役)とティム・アレン(バズ・ライトイヤー役)がリモートインタビューに応じ、最新作『トイ・ストーリー5』(全国公開中)で描かれるウッディとバズの関係性、シリーズが向かう先について語った。

【画像】怖すぎる!ウッディのまさかの初期デザイン

 カウボーイ人形のウッディとアクションフィギュアのバズは、時に張り合いながら、同じおもちゃとして絆を深めてきた屈指の名コンビ。前作『トイ・ストーリー4』でウッディが持ち主の少女・ボニーのもとから離れ、バズたちと別々の道を歩んだが、おもちゃたちがテクノロジーの台頭により存在の危機に瀕した最新作で、バズたちと再会を果たすことになる。

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 『トイ・ストーリー4』以来の再会となるウッディとバズだが、二人の距離感やセリフからは、どこか1作目の懐かしい雰囲気が感じられる。

 「僕にとっては感慨深いものだった。最初のレコーディング・セッションの時、『(再会の瞬間に)何かしらの余韻や、ハグするような瞬間が必要だ。それが最高なんだから』と監督たちに伝えたんだ。台本を読んだのは随分前のことだけど、その時に私は『最高の相棒=ウッディと別れるという、ものすごくエモーショナルな瞬間で前作が終わった。だから彼に再会する時は、何か感情が通い合う描写がほしい』と思ったんだ。そしたら、彼らは少し変更を加えてくれた。ウッディとバズの心が通じ合い『久しぶりだな、相棒』と言い合えるような、素晴らしい場面になったよ」(ティム)

 「そう感じられるのは、お互いに果たすべき任務があるからだと思う。彼らは迫りくる脅威(デジタル)と向き合おうとしているところだ。この作品では、ストーリーに必要な全ての要素が、声の演技によって説得力を与えられ、深まっていく現象が起きる。ウッディとバズが、ただ見つめ合っているだけの瞬間もあるんだ。再会した瞬間には、ものすごく大きな意味が込められている。あのシーンはまさにシネマティックだし、私たちもその瞬間に最大限のリスペクトを込めたよ」(トム)

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(C)2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 ポンチョをまとい颯爽と現れるウッディだが、後頭部の塗装は剥がれ、新型タブレットのリリーパッドから“メタボ腹”とイジられるほど、お腹のぽっこり具合が目立つ。おもちゃの“老い”を感じさせるこれらの表現を、長年ウッディに寄り添ってきたトム本人はどう感じたのか。

 「ショックではなかったよ。第一に、あれを『ビール腹』と呼ぶのはやめてあげよう(笑)。そんな理由で出っ張っているわけではなく、人形の中にある詰め物の繊維が変化して、重さのせいでそう見えているだけなんだ。ウッディがお腹をグッと押し込むと、(詰め物を)あるべき位置に戻せる。映画を観れば気づくはずさ。それから、頭のハゲは髪が抜けたわけでなく、帽子着脱を繰り返したことで擦り減ってしまったからだ。ウッディを少しの間逆さまに吊るしておいて、頭に茶色の塗装をかけてあげれば、もと通りなるよ」(トム)

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 一方のバズは、オリジナル版に加えて、総勢50体のハイテク版バズ軍団が登場する。バズ1体だけでも収録は大変なはずだが、プラス50体分のバズを演じることになったティムは、どのような心境でアフレコに臨んだのだろうか。

 「とにかく面白いチャンスだったよ。彼らは感情表現が乏しくて、すごくドライなんだ。だから、コメディアンである私にとって、バズ軍団を演じるのは信じられないほど難しかった。まだ面白味がなかった初期のバズみたいなトーンだったね。初期のバズが面白かったのは、彼が言っていることが周囲と噛み合っていなかったからだ。今回も、当時のバズの話し方に寄せたら、スタッフから『すごくスペース・レンジャーっぽくていいね』と言われたよ。特に軍団の先頭にいる個体がそうだよね」

(C)2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 「また、本編で使われたかどうかは分からないけれど、オリジナルが軍団の指揮を執っているバズに『なんであいつがリーダーなんだ?』と放つジョークがあったんだ。収録中に『なんで先頭のあいつが、俺に指示を出しているんだ?』ってノリで言ったら、ブースでアフレコを見守っていた製作陣から『言われた通りにやってください』って言われちゃったよ(笑)」(ティム)

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 3日に初日を迎えた『トイ・ストーリー5』は、洋画作品(実写を含む)歴代1位となるオープニング成績を記録。シリーズ誕生から30年経っても、今なお根強い人気を誇っている。おもちゃの時代はまだまだ続くが、二人はシリーズの今後をどのように捉えているのか。

 トムは「これから何が起きるのか、私には想像もつかないよ」と笑いながらも、良いストーリーがあれば続編には前向きだ。「ピクサーの誰かがアイデアを思いつけば、(企画が)何度も検討され、叩き直されては再生し、作品として完成されていく。私たちの元に届く頃には、『ぜひやらせてほしい!』と即賛成したくなるものになっていると信じている。私が『トイ・ストーリー』で大好きなのは、常に変わらないミッションがあること。おもちゃとして喜びをもたらし、遊びを創り出すミッションだね。それさえあれば、可能性は無限だ。ピクサーがより良いストーリー展開を見出せれば、私たちはあと30年は声優を続けられるよ」

 一方のティムも「私もストーリーを重視する人間だ」と続き、今後の展開に期待を膨らませた。「今回であれば、ウッディとボー・ピープはどこに行ったんだろうと考えるよ。デューク・カブーンと一緒に変な乗り物に乗って出発したけど、次の目的地はどこなのか気になるよね。それに、一番の謎は50体のバズだ。オリジナルとは異なり、アップデートされた彼らが一体どこへ向かうのか? 私の頭の中には『50体のバズの物語』が浮かんでいる。きっと、とんでもない話になるさ(笑)」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

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