ガンダム新作、史上初の米コミコンで制作発表 神山健治「XARX-ZERO」で“王道ガンダム”誕生を宣言

ガンダムシリーズ最新作「機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO(アレックスゼロ)」の制作が現地時間23日、米サンディエゴで開催中の「コミコン・インターナショナル2026」のパネルディスカッションにて発表された。会場には、監督・シリーズ構成の神山健治、エグゼクティブ・プロデューサーの小形尚弘、プロデューサーの小橋泰文とジョセフ・チョウが出席し、世界中から集まったガンダムファンに向けて、新作の概要を明かした。
【画像】神山健治が描く新機軸ガンダム!「ガンダム RG XARX-ZERO」場面写真
全米最大規模を誇るポップカルチャーの祭典「コミコン・インターナショナル」でガンダム新作を発表するのは、今回が初めてとのこと。小形プロデューサーは「アメリカでこういう発表をするのは本当に初めてです。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』に続くニューシリーズが始まりますので、みなさんにいち早くここで見ていただきたいと思っています」とあいさつ。本作のティザー映像が大スクリーンで初披露されると、会場から大歓声があがった。
本作は、完全新作アクションゲーム「GUNDAM ROGUE ORBIT」(ガンダム ローグオービット)と連動する新ガンダムプロジェクト「RGプロジェクト」の一環として制作される。小形プロデューサーは「これは宇宙世紀ではなく、新たな世界観を描くオルタナティブな新シリーズになります」と説明。神山監督と円城塔(SF設定監修)によって構築される世界観をベースに、アニメとゲームによってそれぞれ異なる視点と距離感で物語が紡がれるという。
神山監督は「ガンダムって基本設定がいろいろあると思うんですけれども、今回は恒星間航行可能物体(=シリコン生命体)が地球に飛来して、人類が三つの福音と呼ばれる未知のテクノロジーを手に入れた世界がベースになります」と世界観を補足し、「恒星間航行可能物体が人類に福音をもたらしただけではなく、地球を侵略してしまう状況の中で、人類がどうやって地球を奪還していくのか。その中で繰り広げられる少年少女の物語が本シリーズのストーリーになります」と語った。
神山監督にとって、ガンダムシリーズへの参加は長年の夢だったという。「15歳の頃にファーストガンダムを観て感銘を受けまして、アニメ監督になろうと思ったきっかけになった作品でした。いつかガンダムを作る機会があるだろうかと思っていたところ、今回こういったプロジェクトのお話をいただきました。どういう風にガンダムと向き合えばいいのか、過去一で悩みながらも、絶対にやりたいので引き受けた作品です」
小橋プロデューサーは「50周年を迎えるガンダムと同じ年齢で、その作品に一から作り出すということに参加できてとても興奮しています」とコメント。「小形エグゼクティブ・プロデューサーから、ハードSFとして新しいガンダムを作ってほしいというオファーを受け、神山監督と円城さんが参加することが決定した時に、絶対に誰も見たことがないガンダムになるという自信が芽生えました。みなさんが絶対に興奮できる作品になっていると思いますので、楽しみにしてください」と期待をあおった。
「GUNDAM ROGUE ORBIT」と共に、2027年の展開を予定している本作。神山監督は「僕がガンダムを作るチャンスをもらえたとしたら、ファーストガンダムを見たときの感動をそのままに、“王道のガンダム”を作りたいなと思っていました」と明かし、「基本的なデザインの中で1番カッコいいガンダムを作りました。ガンダムのカッコよさをとにかく全部詰め込んだ作品になっています」とファンに呼びかけていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥/Takuya Kuramoto)



