「風、薫る」井上祐貴、りんへの求婚「そこまでいくかぁ」横沢の猛アプローチを回顧

連続テレビ小説「風、薫る」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)で横沢公輔を演じている井上祐貴が、やりがいのある役だと表現する横沢との向き合い方、自身でも「そこまでいくかぁ」と思ったという主人公のひとり・一ノ瀬りん(見上愛)への猛アプローチを振り返った。
【明日の「風、薫る」場面写真】りん(見上愛)たちが集まって…
連続テレビ小説第114作となる「風、薫る」は、まだ女性の職業が確立されていなかった明治期に、考え方もやり方も違う二人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフに描いたバディドラマ。看護婦養成所を卒業した一ノ瀬りん(見上)と大家直美(上坂樹里)が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり、成長していく姿を描く。
新潟編から登場した横沢は、何かとりんのことを気に掛ける新聞記者。自分の信念に従い、後先考えずに行動してしまうところがある。
ーー横沢公輔という役柄について
横沢公輔役が僕に決まる前から、現場のスタッフさんの間ですごくユーモアがあるラテン気質のようなオープンな役柄で、いったい誰が演じるのだろうと話題になっていたという話を聞きました。僕も何度か役柄のご説明をいただいたとき、今までに演じたことのないキャラクターだったのでうれしかったですし、新しい自分を知れるのではないかと思うと演じるのがとても楽しみで、やりがいのある役をいただいたと思いました。「風、薫る」を拝見していて、横沢のような陽気なキャラクターはいないように感じたので、いい意味で一風変わった風が吹かせられるような存在になればいいなと思いながら演じました。
ーー新潟や他の土地でのロケ撮影について
“朝ドラ”は2回目の出演なのですが、前回の「虎に翼」は家のシーンが多く、ロケは今回が初めてだったのでうれしかったです。新潟ロケでの日本海に向かう道を歩くシーンは、監獄署から出てすぐのテンションが上がっている横沢という認識で演じました。また、東京から来たみんなに新潟の海を見せたくて誇らしい気持ちで紹介しているシーンでしたし、天気もロケーションもとてもよかったので楽しく演じることができました。赤痢の避病院の近くで取材をしながら作業を手伝うシーンの撮影はとても暑い日でした。撮影をしていても大変なのに、当時、実際に医療に携わる方々はすべて人力で荷物を運び、暑くても顔を布で覆ってトイレなども自分たちで穴を掘って……と考えると本当に大変だったと思います。「これは乗り越えられるのか?」と先の見えないような感情にもなる。赤痢の一連のシーンは、演じてみてとにかく大変さを強く感じました。
ーーりんへの強めのアプローチについて
少し暑苦しいですよね。「そこまでいくかぁ」と思うことがありました(笑)。なにせ、横沢はよくも悪くも自分に自信があるものですから。自分と一緒になれば幸せになれると心の底から思っているし、口にも出しています。確か、りんへの求婚もこれまでで3回くらいしていますよね? 「結婚してください」という言葉をそんなに何回も言ったら「本気ではないだろう」とマイナスに思われてしまうのではと僕は考えるタイプなのですけれど、横沢はそう考えない。そここそが、彼の魅力の一つなのかなと思いますね。今まで知っている感情は捨て、横沢としてその瞬間に感じたままを演じるようにしました。



