「豊臣兄弟!」豊臣秀次役・山田涼介の起用理由 制作統括・松川博敬CPが明かす

山田涼介演じる豊臣秀次(三好信吉)
山田涼介演じる豊臣秀次(三好信吉) - (C)NHK

 仲野太賀主演の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合・毎週日曜午後8:00ほかで放送中)で豊臣秀吉の甥・秀次を演じる、Hey! Say! JUMP山田涼介。大河ドラマ初出演となる山田の起用理由について、制作統括の松川博敬チーフプロデューサーが語った。

【画像】豊臣秀次(山田涼介)初登場!第35回場面写真

 大河ドラマ第65作となる本作は、豊臣秀吉を支えた弟・秀長(小一郎/仲野)の目線で戦国時代を描くサクセスストーリー。1月4日より放送が始まった本作も、後半戦に突入。第27回「本能寺の変」で織田信長(小栗旬)の死後、秀吉(池松壮亮)が天下一統に向けて突き進む展開へ。8月30日放送・第33回ラストでは、秀吉が小一郎と共に月代姿へと装い新たに、天下一統を掲げるさまが描かれたが、今後のストーリーラインについては「一般的なイメージとしてあるような秀吉が暴君と化し、皆がその犠牲になるといった構図にはならない」と松川CPは話す。

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 「豊臣ファミリーについて言うと、みなで豊臣の世を支えていこうという流れになると思います。(秀吉の妹の)あさひ(倉沢杏菜)が家康に嫁ぐことになりますが、それも単なる犠牲としては描かれません。それは(秀吉の母)なか(坂井真紀)もしかりで、暗い感じにはならないと思います」

 第35回より、山田演じる豊臣秀次(三好信吉)が登場する。秀次は、小一郎と秀吉の姉であるとも(宮澤エマ)と長尾吉房(弥兵衛/上川周作)の子で、幼名・万丸。小一郎たちが宮部継潤(ドンペイ)を調略した際に養子に出され、のちに三好康長(妹尾正文)の養子となっていた。松川CPいわく、秀次は40話代のキーパーソンとなる人物。山田をキャスティングした理由を「プリンス感と、鋭さと危うさ」だと話す。

 「秀次のプリンスらしい、でも少し危うい感じが山田さんにピッタリだというのがキャスティングの理由です。今後、天下を取った兄弟の確執も描いていくのですが、そこで秀次が暗躍します。これは新規軸になるかと思います。秀次というのは、自身が秀吉の後継者であると自覚している、かなりプライドが高い人。そのことで豊臣ファミリーの歯車が狂っていくことになる。大変面白い役柄ですし、とても重要な人物になっています」

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 秀次の暗躍の一例が、今後描かれる秀吉の家臣・吉川平助を巡るエピソードだという。

 「秀長の家臣である吉川平助の横領疑惑が浮上し、秀吉がそのことを咎めて出仕をさせないようにする。年始の挨拶にも来させなかったという史実をヒントに描いたエピソードなのですが、そこが兄弟の確執のピークになります。そうしたところで秀次が秀吉に“秀長が裏でこんなことやっています”みたいなことを告げ口したりする。秀次には、秀長へのジェラシーがあって、ずっと秀吉のそばで支えてきた秀長に対して対抗心を燃やしている。さらに、茶々が子を産むところで秀次のクライシスが訪れます」

 出演発表時には「とても驚きました。同時に、時代劇の経験が多くない自分に声をかけてくださりとてもありがたかったです。大河ドラマにはいつか出演させていただきたい、一員になりたいと思っていましたので、とても光栄であり身が引き締まる思いでした」とコメントを寄せていた山田。豊臣兄弟をかく乱するキャラクター造形に期待が高まる。(編集部・石井百合子)

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