『沼影市民プール』浦和で5日間連続で満席回 イベント続々決定

埼玉県さいたま市で52年間にわたり市民に親しまれてきた沼影市民プールの最後の夏を記録した映画『沼影市民プール』(公開中)。沼影市民プール跡地に近いユナイテッド・シネマ浦和では9月5日の初日から5日間連続で満席の回が出る盛況となり、好調な滑り出しを見せている。
1971年の開業以来、多くの市民に親しまれ、約600万人が訪れた沼影市民プール。本作では、プールが営業終了するまでの最後の49日間を記録しながら、そこに集う市民の姿や長年にわたって刻まれてきた場所の記憶を映し出す。
客層は、実際に沼影市民プールを利用していた世代を中心に、40~50代のファミリー層や中高年層が多く見られる一方、20~30代の若年層にも広がりを見せているという。ユナイテッド・シネマ浦和では、来場者から「平日の昼にも関わらず満席で、『翔んで埼玉』以来の熱を客席から感じました」との感想も寄せられている。
なお、9月6日にユナイテッド・シネマ浦和で行われた舞台挨拶には、太田信吾監督、竹中香子プロデューサーをはじめ、利用者、「沼影市民プールを守る会」、元所長、プール前の駄菓子屋「いせき」の家族ら、本作に関わった人々が集結。太田監督は、「人が亡くなった時にはお葬式やお別れの場があるのに、なぜ公共空間や建物には、きちんと別れを告げる場がないのか」という疑問が本作の出発点だったと説明。終盤には、16歳から25歳まで約10年間プールにアルバイトで通い続けたという杉村敢太さんも客席から登場。「実家がなくなったような感覚」とその喪失を表現し、自身の思い出が映画として残ったことへの喜びを語った。
今後、多数のイベントを予定しており、9月23日にはユナイテッド・シネマ浦和にて大ヒット記念舞台挨拶を開催。東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムでは映画批評、ジャーナリズム、建築などさまざまな領域で活躍するゲストを迎えた上映後トークを開催。9月19日から21日にかけて、大阪・京都・愛知・長野の4都市でも太田信吾監督による舞台挨拶・上映後トークを実施する。スケジュールは下記の通り。詳細は公式サイトで確認。
■ユナイテッド・シネマ浦和
9月23日(水・祝)13:30の回上映後
『沼影市民プール』大ヒット記念舞台挨拶
会場:スクリーン1
登壇者:後日発表予定
■シアター・イメージフォーラム(渋谷)
9月14日(月)12:50の回上映後
太田信吾(監督)× 藤田直哉(映画批評家)
9月15日(火)12:50の回上映後
太田信吾(監督)× 藤原哲也(東京新聞記者)
9月17日(木)12:50の回上映後
太田信吾(監督)× ヴィヴィアン佐藤(ドラァグクイーン)
9月18日(金)12:50の回上映後
太田信吾(監督)× 五十嵐太郎(建築史家・建築評論家)
■全国舞台挨拶・上映後トーク
9月19日(土)
【大阪】第七藝術劇場 12:15の回上映後
【京都】アップリンク京都 15:40の回上映後
9月20日(日)
【愛知】伏見ミリオン座 14:00の回上映後
9月21日(月・祝)
【長野】松本CINEMAセレクト 15:30の回上映後
※会場:松本市エムウイング6階ホール
登壇者:太田信吾監督



