『踊る大捜査線』亀山P、真下&室井のスピンオフに思い 公開前年にいかりや長介さん死去「次ができないかもと思った」

『踊る大捜査線』シリーズの亀山千広プロデューサーが2日、TOHOシネマズ新宿にて行われた「踊るシアター」初日舞台あいさつに、明石幸男役の赤ペン瀧川と出席。29年にわたり続いてきた『踊る』シリーズで思い出に残っている作品として、2005年公開のスピンオフ映画『交渉人 真下正義』『容疑者 室井慎次』を挙げ、当時の裏話を明かした。
14年ぶりとなるシリーズ最新作『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』の大ヒットを記念した「踊るシアター」は、歴代シリーズ劇場公開作品を4Kデジタルリマスター化し、5週連続で劇場上映する企画。第1弾は、1998年に公開された映画1作目『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』が上映される。
人気キャラクター・真下正義(ユースケ・サンタマリア)と室井慎次(柳葉敏郎)を主人公とするスピンオフ2作品は、映画第2作『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003)が興行収入173.5億円を記録する特大ヒットを受け、「THE ODORU LEGEND CONTINUES」という形で誕生した。しかし公開前年、主要キャラクター・和久平八郎を演じたいかりや長介さんが亡くなるというショッキングなニュースが飛び込んできた。
「2004年3月にいかりやさんが亡くなって、織田くん(織田裕二)たちも含めて全員ショックで……」と亀山プロデューサーは切り出し、「あまりに大きく(映画が)当たりすぎているのもあるので、次できないかなと思っていたんです。でも、『踊る』のファンの熱は感じていたので、何かその匂いがするものをやりたいなと思って。室井さんと真下さんに頼んで(スピンオフができないか)話をしました」と企画誕生の経緯を改めて明かした。
『真下正義』は本広克行、『室井慎次』は君塚良一がそれぞれ監督を務めており、亀山プロデューサーを含めた『踊る』の黄金トリオは同作では揃っていない。「3人が揃わないんですよ。『真下正義』は別の脚本家が入っているし、『室井慎次』は本広くんが関わっていないんですよ」と亀山プロデューサーは続けた。
『踊る』ファンの思いに応える形で誕生したスピンオフ。亀山プロデューサーは「スピンオフという形を捻り出して、キャラクターが出ているんだったら、やってもいいと思ったら、みなさんに観ていただけたので、そのまま続ける形で『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』ができました。この2本がなかったら、『OD3』はできなかったかもしれない」と感慨深げに振り返っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
「踊るシアター」上映スケジュール
【1週目】10月2日(金)~10月8日(木)『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』4Kデジタルリマスター版
【2週目】10月9日(金)~10月15日(木)『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』4Kデジタルリマスター版
【3週目】10月16日(金)~10月22日(木)『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』4Kデジタルリマスター版
【4週目】10月23日(金)~10月29日(木)『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』4Kデジタルリマスター版
【5週目】10月30日(金)~11月5日(木)『交渉人 真下正義』4Kデジタルリマスター版、『容疑者 室井慎次』4Kデジタルリマスター版、『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』※日替わり上映



