「VIVANT」チョッキー役、“新ちゃん”の言葉が自信に 竜星涼とのシーンは遠慮なし「とても愛すべき人」

日曜劇場「VIVANT」(TBS系・毎週日曜よる9時~)で、テロ組織「テント」のモニター(協力者)であるタイの有名実業家チョッキー・テーパーニットを演じているオーム・タナパック。タイで俳優やミュージシャンとして活躍し、本作で日本のドラマ初出演を果たすと、初登場から視聴者に強烈なインパクトを与え、劇中屈指の愛されキャラとして注目を浴びている。これまで挑戦してきた役とは大きく異なるチョッキーに、オームはどのように向き合ったのか。主演の堺雅人をはじめ、“新ちゃん”こと新庄浩太郎を演じる竜星涼との撮影秘話、日本の撮影現場での驚きなどを語った。
「思いっきりやって!」竜星涼の言葉で自信がついた
ーー「VIVANT」出演後、どのような反響が届いていますか?
すごいです。すごく良いです! ファンの皆さんがチョッキーという役をすごく気に入ってくださっていて、こんなにチョッキーを愛してもらえて本当にうれしいです。イベントに出演してもたくさんの人が集まってくれますし、どこに行っても「チョッキー!」と呼んでもらえるんです。
ーーチョッキーを演じる上で意識したことを教えてください。
意識したのは声のトーンや仕草、視線の使い方、身振り手振りですね。皆さんに「チョッキーはこういう人物だ」と分かってもらえるように表現しなければいけませんでした。
僕自身はもう少し男っぽくて、大雑把な感じなんです(笑)。これまでも、いわゆる男らしい男性を演じることが多かったので、チョッキーは僕にとって本当に新鮮でした。少し上品な女性らしさというか、柔らかさを出さなければいけなくて、自分にとってはかなり挑戦的でした。
ーー「VIVANT-Adventure Log-」(TVer)の「V_Log#18」では、最初は共演者の皆さんを前に、なかなか思い切って演じられなかったと話していましたね。
最初の数シーンでは、まだ皆さんとも打ち解けていなくて、おずおずとしていて、怖がりながら遠慮していました。特に“新ちゃん”を抱きしめたりしなければならないシーンが多かったので、「竜星さんに申し訳ないな」と思っていたんです。自分なりには全力を尽くしていたんですけど、やっぱり遠慮がありました。
でも、後半になるにつれて竜星さんと一緒に演じる機会が増えて、よく撮影の合間に話すようになりました。竜星さんが「何でもやっていいよ! 抱きしめていいからね、思いっきりやって!」と言ってくれて。その時に「この人は僕を怖がっていないんだな。安心した」と思えて(笑)。そこから思いっきり演じられるようになりました。
僕が演じると皆さんが笑ってくれて、近くに来て「チョッキー、すごく良かったよ!」とほめてくださるんです。それが僕に自信を与えてくれて、さらに思いきって演じられるようになりました。
3ページの長ぜりふに驚き!「堺さんは僕のアイドル」
ーー乃木役の堺さんとの共演はいかがでしたか?
本当に感銘を受けました。別班員たちを救出するための作戦会議のシーンで、堺さんは台本3ページ分くらいある長いせりふがあったんです。それを完璧に覚えていて、本当にすごくて。
監督もスタッフの皆さんも拍手していて、僕もその場で拍手しながら「どうやって3ページものせりふを覚えたんだろう?」と思っていました(笑)。
すごく準備をしてきていて、プロ意識が高くて、演技に情熱を注いでいる。僕も堺さんみたいになりたいと思いました。憧れのロールモデルです。僕のアイドルですね!
ーー共演シーンの多い竜星さんや、二宮さんとの撮影で印象に残っていることはありますか?
竜星さんとは何度も一緒に撮影したので、印象深い出来事がたくさんあります。すごくプロフェッショナルですし、空き時間にはよく話をして、心を開いてくれました。仲良くなるにつれて、お互いの演技もどんどん良くなって、引き上げ合えたと思います。竜星さんは素晴らしい俳優で、とても愛すべき人です。
二宮さんとは、いろいろな言語で会話するシーンがありました。タイ語やアゼルバイジャン語、英語などが交ざっているなか、NGもほとんどなく、すごくスムーズに演じられたんです。
そうしたら二宮さんが「なんで次に自分がしゃべるタイミングが分かるの?」って。僕は相手の役者さんのせりふの最後の単語を覚えて、「この人はこの言葉で終わるから、その後に僕がしゃべる」という感じで、一人で練習して頭に叩き込んでいたんです。そうしたら二宮さんが「すごいな、よくそんなことできるね」と言ってくれて、とてもうれしかったです! 劇中ではよく衝突する間柄でしたが(笑)、感情をぶつけ合うシーンもすごく楽しかったです。
「お疲れ様でした」が大好き!オームが見つけた日本のお気に入り
ーー日本のドラマへの出演は今回が初めてですが、撮影現場で印象的だったことは?
日本の現場で僕がすごく好きなのが「お疲れさまでした」という言葉です。撮影が終わると、皆さんで「お疲れさまでしたー!」と言い合って、お互いの労をねぎらいますよね。すごく素敵で、かわいらしい文化だなと感じました。
あと、カットがかかった後にスタッフさんが「チェックしまーす!」と言うのも好きです(笑)。僕もマネしたりして(笑)。「チェックOKでーす!」という言葉も覚えました!
ーーこれまでに好きになった日本の作品はありますか?
以前、映画『クローズZERO』(2007)を見て、すごく好きになりました。でも、普段はアニメのほうをよく見ますね。「ONE PIECE」や「鬼滅の刃」(いずれもフジテレビ系)、「ブルーロック」(テレビ朝日系)、「BLEACH」(テレビ東京系)…たくさんあります。「呪術廻戦」(TBS系)も好きで、登場人物の中では五条悟が好きです。「領域展開!」(笑)。
最近はあまり日本のドラマを見られていなかったんですけど、「VIVANT」でご一緒したので、今は堺さんの過去の作品を見たいと思っています。僕のアイドル、憧れの存在ですから!
ーー最後に、第19話以降を楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。
ここからは本当にいろいろな要素が目白押しです。スリリングで緊張感もあって、でもすごく面白いです! そんな中でも、チョッキーは相変わらずチョッキーです(笑)。緊張感のある展開を少し和らげるような存在として、これからも登場します。ぜひチョッキーにも注目しながら、楽しみに見ていただけたらうれしいです!



