三宅健、薬物依存の役づくりで減量 「撮影1か月前から食事制限」

三宅健が30日、都内で行われた柳楽優弥主演の映画『RYUJI 竜二』(公開中)の公開初日舞台挨拶に出席した。三宅は本作で薬物に溺れていくヤクザを演じており、減量を経た役づくりやキャラクターに込めた想いを明かした。
金子正次が主演を務めた1983年公開の『竜二』を新たに映画化した本作。1984年から1990年の新宿・歌舞伎町を舞台に、妻子のためにヤクザの世界から足を洗った竜二(柳楽優弥)が、過去のしがらみに振り回されるさまを描くヒューマンドラマ。舞台挨拶には主演の柳楽のほか、川栄李奈、萩原利久、JUNON(BE:FIRST)、RYUKI(MAZZEL)、水田伸生監督も登壇した。
本作で主人公・竜二の兄弟分・カズを演じた三宅。役づくりについて問われた三宅は「実際にはもちろん(薬物の)経験はなく、映画でしかそういった人を見たことがない。そんな中、実際に薬物中毒になって、売人をしていた弁護士の方の存在を知り、スタッフを通じて、その方に取材をさせて欲しいとお願いをして、参考にしました」とアプローチを振り返る。
三宅は「その先生に何度かお会いしてどういう症状になるのか、どういう気持ちになるのか、依存性のことについて詳しくお話を聞いて、それを役の中に持ち込んでいく作業でした」と述べ、痩せたカズを表現するのに減量も「実際、どれくらいできるか、一か八かでやっていました」と時間が限られた中での挑戦だったと明かす。
初めに食事制限を行ったといい、三宅は「スタートは撮影の1か月前からの食事制限で、役を演じるためのコンディション作りをそこでして当日の撮影に臨んだんです」と回顧。一方で三宅は「ただ、薬物に溺れた男という一言でカズという人物を捉えたくなかった。映画で描かれていない、カズと周囲の人たちの関係をどう構築していくか、それを第一に考えながら撮影していました」とも話し、監督も「三宅健でしかないカズがいたと思います。僕は本当に俳優・三宅健のファンです」と讃えていた。(取材・文:名鹿祥史)



