朝ドラ「ブラッサム」不思議なオーラを纏った金子大地の起用理由とは

金子大地が不思議な魅力のある木村保を好演。
金子大地が不思議な魅力のある木村保を好演。 - (C) NHK

 石橋静河が主演を務めるNHK連続テレビ小説「ブラッサム」で、主人公・葉野珠のいとこである木村保役を金子大地が演じている。金子は本作が連続テレビ小説初出演。制作統括を務める村山峻平に、金子の起用理由や保という人物に込めた思いを聞いた。

【画像】「ブラッサム」保(金子大地)の学ラン姿

 本作は、明治から昭和にかけて自由を求め、書くことを通じて自らと向き合い続けた作家・宇野千代をモデルとした連続テレビ小説第115作。岩国市に生まれた主人公・葉野珠(はの・たま)が、波瀾万丈な人生を歩みながら、小説家として大成していく姿を描く。

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 保は珠の最初の夫となる享一(小堀正博)の弟で、享一同様、珠にとってはいとこに当たる人物。誠実で学業優秀だが、ユニークで不思議なオーラを持った青年でもある。村山は保の人物像について問われると、「優しいし、自分の言ったことを否定しない良さがある人。でも、なんとなく優柔不断というか、決められない感じもある人物」と紹介する。

 保の人物像には、岩国でも描かれた男性優位社会の影響が出ているともいい、「保が珠を巻き込んでいることもあるが、持った人柄や雰囲気から、それをあんまり感じさせない。後々それが見えてくるのだが、その辺を金子さんがとてもうまく演じてくださっている」と話す。

 また村山は「ちょっと優柔不断で、抜けてるところもあって、たまに突っ込みたくなる」という保の魅力について「その絶妙な感じが珠とのコンビ感にも繋がっている」と分析。珠が上京した際に身を寄せる、保の下宿先「三好」で出会う辰五郎(赤堀雅秋)やその娘のマキ(中村優子)は、珠にとって岩国とは異なるもう一つの家族のようで、保も珠が東京生活を送る上で重要な役割を担っていると紹介する。

 金子の起用に当たっては「すでに保役をお願いした後ですが、舞台に出ていらして、それがとても素晴らしかった。真剣な芝居も演じられるけれど、面白い役も金子大地さんの色にして出せる演技の振り幅や、俳優として新しいことに挑戦し続けていることに好感を持ちました。保の役はとても難しいですが、気概のある金子さんにお願いしてよかったと改めて思いました」と明かす。

 村山は「役が決まった後も『大丈夫です、(保の役作りを好きに)チャレンジしてもらえたら』というお話をさせていただいたのですが、珠の思いに応えつつも、当時の時代における若かりし青年がどういうふうに悩むのかという点に、真正面に向き合っていただいていると感じています」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)

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