『RYUJI 竜二』BE:FIRST・JUNON起用の理由 プロデューサーが明かす

『RYUJI 竜二』よりJUNON(BE:FIRST)演じるひろし
『RYUJI 竜二』よりJUNON(BE:FIRST)演じるひろし - (C) 2026「RYUJI」製作委員会

 1983年に公開された金子正次主演の映画『竜二』を柳楽優弥主演で新たに映画化した『RYUJI 竜二』(公開中)で、柳楽演じる主人公・竜二の舎弟を演じるJUNON(BE:FIRST)。JUNONにとって映画二作目の出演となるが、起用の理由を厨子健介プロデューサーが明かした。

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 本作は、主演の金子正次が映画公開の8日後に死去し、日本映画史に刻まれる伝説となった『竜二』を43年の時を経て新たに映画化。1984年(昭和59年)から1990年(平成2年)にかけての新宿・歌舞伎町を舞台に、腕っぷしが強く情に厚いヤクザ・竜二(柳楽優弥)が、妻・まり子(川栄李奈)と生まれたばかりの息子のため、裏社会から足を洗いカタギとして奮闘しながらも“もう一つの家族”との絆に揺れるさまが描かれる。

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 スクリーンデビュー作となった『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(2025)では街を守る正義の不良集団のメンバーにふんし、ハードなアクションも披露していたJUNON。映画2作目となる『RYUJI 竜二』で演じるのは、主人公・竜二にとって“もう一つの家族”でもある舎弟の一人、ひろし。兄貴分・竜二の背中を追い、成り上がっていくヤクザという役どころで、俳優としてのみならずBE:FIRSTとして主題歌「It’s not a bad life」に加え挿入歌「メロディー」(玉置浩二のカバー)をソロとして担当している。厨子Pは、JUNON起用の理由をこう語る。

 「キャスティングを通して作品に音楽の要素を入れたかったことと、ひろしは裏社会に生きる男でありながら一見「静」のイメージです。だけど、内には強い思いを秘めている役であり、JUNONさんがまさに適役だと思い、お願いしました」

 実際にJUNONの演技を見て「映画出演が2作目とは思えない、俳優としての対応力・順応力の高さを感じた」という厨子P。「努力を怠らない方という印象で、そうした人柄が、現場でも周囲からの好感度が非常に高かったです」とも語る。

 衣装を、大河ドラマ「どうする家康」(2023)やドラマ・映画「岸辺露伴は動かない」シリーズなどで知られる人物デザイン監修の柘植伊佐夫が担当しており、JUNONがまとう洗練された衣装も目を引くが、柘植によると衣装にはキャラクターのパーソナリティーが反映されているという。

 「ひろしは、仁義に厚く、計画性もある。我慢のしどころを知っています。服飾の色も形も、抑制的で、品の良さを意識しています。同時にそこが彼の底知れなさや怖さでもあります」(柘植)

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 撮影時の印象的なエピソードを尋ねると、「JUNONさんに限らず、若い俳優さんにとって、(映画の舞台となった)1980年代はまだ生まれる前であり、美術や小道具で、今の時代にはないものを目にして、驚いている様子が新鮮でした。そんな1980年代を再現したセットにも注目して是非ご覧いただけたらと思います」と厨子Pは話す。

 そして「(水田伸生)監督も仰っていますが、ヤクザ映画ではなく、青春映画としてご覧いただける映画になっています。竜二、まり子、直、ひろしの絆が、観た方の明日への活力になればと思っています」と作品をアピール。竜二がカタギになったのちの、ひろしの変貌ぶりにも目を奪われること必至だ。(編集部・石井百合子)

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