スターリング・ラードでシリアスな演技をしていた彼を観たあとにこの映画を観ると、イメージが180度変わります。
ジュード・ロウ、はまりすぎです。
海苔のようにはりついた髪の毛、ハチマキをしたくなる広くて光沢のあるおでこ、未来の物語りなのに時代遅れを感じさせるセンスの悪い衣装。時代遅れの口説き文句。
なのにジゴロ。
浮き世離れした美しい顔立ち。このアンバランスさが癖になる!気がつけばあなたもジゴロ・ジョーの虜。漫画によく出て来そうなキザでナルシストなキャラクターです。
見どころは、非力ながら主人公のデイビットの支えとなり、友達となり、勇気を与える彼の優しさ。
ロボットながら男気があるのです。 ジゴロなのに誠実。
本物の人間には存在しないような魅力を演じて様になるのは、無機質な中にも人間味を感じさせる美しさを持ったジュード・ロウしかいないでしょう。
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