5. イーサン・ホーク
甘いマスク、というのは彼のためにある言葉。あの訴えるようなつぶらな瞳、無精ひげでは隠しきれない、ベビーフェイス。意外に(?)引き締まった身体。監督業に挑戦するだけでなく、小説まで書いちゃう。しかも、妻帯者にして2児の父で、ゴシップとは無縁ときたら、これは正真正銘、公私ともに正統派のイイ男!(鹿) |
4. レオナルド・ディカプリオ
『ロミオ+ジュリエット』では“何度もリメイクされたが、ジュリエットより美しいロミオは初めて”と賞された元祖・美少年。『タイタニック』を境にたくましさもプラスされ、最近は、ますます美しさに磨きがかかる。ひところのふくよかさは影をひそめ、シャープな顎のラインが復活したレオ様。やはり永遠の王子様だ。(山) |
3. ジョニー・デップ
卓越した演技力でエキセントリックな役も変幻自在にこなす才能が魅力。でも彼の素顔を見るとその美しさに酔いしれそうになる。憂いを帯びた吸い込まれそうな瞳、整ったフェイスライン。ネイティヴ・アメリカンのルーツを彷彿とさせるミステリアスな美しさ。デップには、ロングヘアがよく似合う。(丸) |
2. キアヌ・リーヴス
エキゾティックな自分の美しさに気づいていない、小汚い役(つまり素の状態)をやっている時が、実は最高にカッコいい。『陽だまりのグラウンド』では“芸達者な子役たちを食う名(“迷”ではない……と思う)演技”を見せて、多くの巨匠が惚れ込んだ最強の武器──イノセンス──が本物であることを証明した。(冨) |
1. ブラッド・ピット
くしゃっと乱れた金髪に青く澄んだ瞳、贅肉のこれっぽちもない肉体と輝くばかりの笑顔。本人が無自覚であるがゆえに余計に強く感じられる、彼の中の何かピュアなもの。それは、『リヴァー・ランズ・スルー・イット』そのままに、もしかしたら彼は天が一時的に地上に遣わした存在なのではと時に思わせるのだ。(進) |
10. ヴァンサン・ルクール
天才芸術家が理想の造形を彫り込んだ、見事なまでに完成されたギリシャ彫刻のような美の化身。なめらかな白い肌と気品溢れる造作、微かに傲慢な光を放つ眼差しは、由緒正しきヨーロッパ貴族のそれだ。ところが一転、『サルサ!』では、ワイルドでセクシーな男! 早い話、何をしても抜きん出た美貌なのである。(折) |
9. ショーン・パトリック・フラナリー
『処刑人』の彼を見て、美しい男がエキセントリックな役を演じるとさらに輝くと実感。ピープル誌の「最も美しい50人」に選ばれたこともある彼の魅力は、39歳とは思えないほど可愛い童顔。ちょっとたれた目が優しそうで、隣のお兄ちゃん的ムードが漂っていて、女性にとっては“近づきやすい美形”といった感じ。(杉) |
8. ジョナサン・リース・マイヤーズ
これぞ、神様の最高傑作と言っても過言ではない、問答無用の美貌の人。しかし暗さを湛えたその瞳からは、神に背いて暗黒世界に追いやられた悪魔のような深い闇を感じさせる。退廃的な香りを漂わせるこの暗黒王子には、妖艶という言葉がよく似合う。単なる美形とは一線を画すこの毒々しさこそ彼の最大の魅力だ。(幕) |
7. レイフ・ファインズ
レイフは映画の中でいつも情熱的な恋に身を焦がしている。そして、しばしば恋のさや当ての中で男の嫉妬を露にする。でも不思議なことに、どれほど激しく嫉妬に狂った姿でも、彼にはストイックな透明感が漂うのだ。時として、ヒロインより繊細に色気を滲ませるレイフ。彼の品のいい美貌はまさに貴重である。(中) |
6. ジュード・ロウ
隣のお兄ちゃん的スターが主流になった最近の映画界に久々に現われた、ハリウッド黄金期を思わせる正統派美形スター。『ロード・トゥ・パーディション』では、髪を薄く、歯も汚く、顔色も悪くして登場。彼ほどの美貌だからこそ汚しがいのあるメイクだったか、あの美貌には何をしても意味がなかったか、乞うご期待。(池) |