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『ジャンパー』ヘイデン・クリステンセン

今週のクローズアップ

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今週のクローズアップ / ヘイデン・クリステンセン

映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』でアナキン・スカイウォーカーを演じてから3年。大役のイメージを払拭して、ついに動き出したヘイデン・クリステンセンを今週はクローズアップします。キャリア13年のヘイデン、少年から青年へと成長した彼を追ってみましょう。

キャリアスタートは13歳!

 1981年4月19日、カナダ・バンクーバー生まれ。両親は通信ビジネスの会社を経営し、映画プロデューサーの兄、姉、妹の4人兄弟の中、何不自由なく育ったヘイデン。しかも、美男美女のビューティフォー兄弟なのです。2004年のルイ・ヴィトンのキャンペーンモデルも務めたほどの麗しき容姿は、北欧系の血を引くがゆえ。そんな彼が俳優の道を歩み始めたのは1993年、テレビドラマからでした。


 映画デビューは1995年の『マウス・オブ・マッドネス』。19歳のときに出演したテレビドラマ「マウンテン・ウォーズ ホライズン高校物語」で注目を集めた後、ケヴィン・クライン主演の映画『海辺の家』に出演。役柄は16歳の設定で、黒髪、アイメーク、ピアス、クスリを常用する不良少年サム。この役のために体重を25ポンド(約11キロ)も落とし、多感な時期の不安定な少年を見事に演じています。父親との口論のシーンでは、役にのめり込み過ぎて壁を本気でパンチ! 流血してしまいスタッフは大慌てしたんだとか。ちなみに、アーウィン・ウィンクラー監督は、ヘイデンが『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』でアナキン・スカイウォーカーに大抜てきされていることも知らずにキャスティングしたのだそうです。


 オスカー俳優に引けを取らない演技(このときヘイデンはまだ19歳)で、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされたのでした。

 

(C) Stephen Lovekin / Getty Images
仲良しブラザーズ

ビックチャンスでステップアップ

 彼の名前が世界中に知れ渡る瞬間がやってきました。映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』の若かりしアナキン役を射止めちゃいました。ライアン・フィリップレオナルド・ディカプリオといった有名俳優たちを抑えての大抜てきは、本人もビックリ!


 続く『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』では、美しき顔は焼けただれ、手足を切り落とされ……それでもステキっと世の女性ファンの心をわしづかみにしたヘイデンですが、熱演もむなしく、ラジー賞ワースト助演男優賞をゲットしてしまったのでした。しかし『スター・ウォーズ』シリーズに出演したことは、彼にとって最大の転機であったことは間違いないです。この映画で、親友となったユアン・マクレガーとは、ロンドンプレミア会場での路上キスを目撃され、ゲイ疑惑がぼっ発。美しき俳優には、必ず一度は付きまとう疑惑ですけどね。


 そんな根も葉もないニュースを流されたヘイデンは『ニュースの天才』で記事のねつ造をしてしまう記者を演じました。当時のヘイデンいわく「(根も葉もないゴシップが流れることも)俳優の仕事のひとつだと思っている」とインタビューで答えていましたが、今はどう考えているのでしょう。

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』ヘイデン・クリステンセン 単独インタビューはこちら!

『ニュースの天才』ヘイデン・クリステンセン 単独インタビューはこちら!

 

凛々しい!!

最近、めっきりファーマーです!

 プライベートでのヘイデンは車が大大大好き。BULL RUNというカーレースに兄と一緒に出ちゃうくらい。でも現在熱中しているのは農業なんだとか。セレブがエコ活動するのはよくあることですが、農業って! 昨年、トロントの北部に農場を買ったとNewsbeatに語っています。トラクターも買い、畑の耕し方、野菜の栽培やリンゴ畑の管理と熱く語り、すっかりファーマー。そして、アップルパイを焼き、気分転換に料理をよくするんだとか。彼女にも作ってあげちゃうんでしょうね。


 そして、ポーク好きのヘイデンは、現在は2匹のミニ黒ブタ、バディとペチュニアをかわいがっています(もちろんペットで、以前ミニブタを飼っていたジョージ・クルーニーを意識したわけではなさそう)。映画『ジャンパー』で共演したレイチェル・ビルソンとの交際がウワサされているヘイデンですが、レイチェルもブタが好きなんだとか……。「ミニブタ飼っているんだ、見に来ない?」でブタつながり交際? それとも、交際がきっかけで飼い始めたのかは定かではありません。

ぼく、農業に専念します!

いよいよ始動『ジャンパー』

 大役を演じるとそのイメージが払拭できず、大成できなかった俳優も数多し……。ヘイデンだって、同じこと。彼が『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の後、出演作に選んだのは……シエナ・ミラー主演『ファクトリー・ガール』(4月19日公開)、ジェシカ・アルバ共演『アウェイク』(2008年公開予定)、ミーシャ・バートン共演『Virgin Territory(原題)』(日本公開未定)、そして3月7日公開の『ジャンパー』。


 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』を終えて「初心に戻りたい」と思ったヘイデンは、小さな映画をいくつかこなし、SF大作『ジャンパー』への出演を決めました。『スター・ウォーズ』シリーズ以来となるサミュエル・L・ジャクソンとの共演、映画をきっかけに交際をスタートさせたとウワサされるレイチェル、そして、公私共に仲良くなったジェイミー・ベル。何より、ダグ・リーマン監督と仕事をすることを楽しみだったようです。


 劇中では世界中を瞬間移動できる力を持つ“ジャンパー”を演じたヘイデン。かなりハードなアクションで、体中に傷跡が残っているというヘイデン入魂の最新作。この映画は3部作とのウワサもあるそうですが、真相はいかに? 続編は『ジャンパー』のヒット次第でしょうか!?

『ジャンパー』ヘイデン・クリステンセン 単独インタビューはこちら!

ラブラブです!

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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