『ハルチカ』佐藤勝利&橋本環奈インタビュー

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クランクインからいきなり殴る蹴るのシーン

『ハルチカ』

頼りないけど、心優しくて繊細な男の子ハルタと純粋で何事にも真っすぐな負けず嫌いの女の子チカ。高校に入学して運命的再会を果たした幼馴染以上、恋人未満の二人は廃部寸前の吹奏楽部を立て直して、コンクール出場を目指そうとするが……。大ヒット小説を映画化した『ハルチカ』は“吹キュン”青春ストーリー。ハルタ、チカとしてダブル主演を務めた佐藤勝利Sexy Zone)と橋本環奈が、部活のように楽しく大変で青春だったという撮影の日々を振り返った。

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■佐藤勝利は天性のリーダー

『ハルチカ』

Q:ダブル主演映画ですが、主役として空気をよくしよう、みんなを引っ張っていこうなど、現場で意識したことはありましたか。

橋本環奈(以下、橋本):とくにそういう意識はなかったです。そこは勝利くんに頼っていました。同世代も多かったんですけど、今思ってみると勝利くんがまとめてくれていたんだと実感しています。

佐藤勝利(以下、佐藤):いや、僕は何もやってなかったですよ。

橋本:何もやってないっていうけど、何も言わなくてもみんながついていくっていう雰囲気だったんです。言葉でまとめるというより、背中で語っていました(笑)。

佐藤:役的に、学生の集まりだったので、楽しくやらなきゃしょうがないって思ったんですよね。そしたら実際、本物の部員同士のような会話になって、近くなっていった。だから、誰かがまとめようとしなくても、勝手に部としてまとまっていたのだと思います。

『ハルチカ』

Q:ホルンとフルート、それぞれ初挑戦だったそうですね。苦労したところなどありましたか。

佐藤:僕はホルン経験者の設定だったんです。しかも、少し上の方のレベルに近いと聞いていたので、クランクインまでにそこに持っていかなければならない大変さはありました。でも、練習初日に普通だと出しづらい音も出せたので、目的は見えたかなと。舞台中だったので楽ではなかったですけど、時間をかけて練習しました。環奈ちゃんなんて、すぐできたでしょ?

橋本:言いますねー(笑)。「勝利くんがすごく吹けている」って報告をスタッフさんから受けていたので、軽くプレッシャーでした。レッスンを始めるのが皆さんより遅くなって、完全に出遅れていましたね。フルートは押さえる指をたくさん覚えなきゃならなくて、大変でした。肺活量もすごく使います。あと、肺活量や息のスピードの違いで、2つか3つ、高さの違う音を出すのも難しかったです。具体的にいうと、ミとミのフラットの指使いに戸惑いました。これはフルートを吹いている方なら、たぶんわかってくれると思うんですけど、みんな最初はここでつまずくんじゃないかな。頭で指がわかっていても、素早くできないといけないので、それは本当に慣れだなと思って、練習していました。

佐藤:フルートはすごく難しいソロの場面があったんですけど、ホルンは楽器自体が難しいので、そこまで難しいフレーズはなかったんです。ちょっと大雑把ですけど、高い音を出すのが大変でした。2日くらい休むと出なくなるときがあって、その高い音を出せるよう維持するのに苦労しました。

橋本:ホルンの高い音って、指だけでやっているんですか?

佐藤:同じ指で3個以上出すから、口の中の広さと息のスピードを変える。わかりやすくいうと、頑張るのと、あんまり頑張らないの。必死で漕ぐのと、あんまり漕がないのの違いかな(笑)。音が外れやすいので、そこの苦労もありましたね。

■橋本環奈はチカそのもの

『ハルチカ』

Q:チカは気が強い女の子で、一方ハルタはヘタレなところもあります。お互い似ていると思ったところや、そうじゃないと思ったところはありましたか?

佐藤:小説や映画で描かれているチカも、環奈ちゃんはそんなに違わないかな。チカのように暴力はしないですけど(笑)。明るく天真爛漫(らんまん)で、周りを引き付けるような。初対面からその印象でした。

橋本:ありがとうございます。チカがハルタのことを「泣き虫だけど、最近ちょっと頼もしい」と言うセリフがあるんですけど、勝利くんには頼もしさがあります。みんなが勝利くんのことを慕っていました。いてくれるだけでまとまるリーダーでした。泣き虫ってことは全くなかったです。

佐藤:涙なんて、見せてないですよ。

橋本:とか言っておいて、クランクアップはいい感じにウルウルしていましたよね。

佐藤:あれは指示があったんですよ。僕も俳優だからうまいんですよね(笑)。

橋本:だまされた~(笑)。本当かなと思っていたんですけどね。

佐藤:すみません。嘘です(笑)。本当は感動していました。うれしかったです。

『ハルチカ』

Q:お互い、共演前と印象は変わりましたか。

佐藤:僕はテレビのイメージと全然変わらないですね。いつも自然にやっていて、そこがいいなって思いました。僕なんて、テレビの印象とは全然違いますからね(笑)。

橋本:そうかもしれない。もっと口数少なくて、クールで、銅像並みにスッとしているイメージでした。

佐藤:銅像!?

橋本:悪いイメージじゃないんですよ。動じないというか。

佐藤:銅像だからね(笑)。普通、全く動かないよね。

橋本:銅像が動いたら、怖いよね(笑)。そうじゃなくて、すごくクールと言いたかったんです。でも撮影が始まるにつれて、明るい人だなと思いました。ちょっと時間が遅くなるとテンションが上がるんです。歌い出したりして。

佐藤:それ、ちゃんと説明してくれないと、歌う銅像みたいなことになっちゃっているから(笑)。

橋本:みんな同世代だったということもあるんですけど、前(田航基)ちゃんたちと一緒にいると、テンションが高くなって。撮影現場は楽しかったですね。

■ハルタとチカの関係は夢がある

『ハルチカ』

Q:お二人は最初から、そんな風に仲良くなれたんですか。

佐藤:実はクランクインの日が、幼馴染の雰囲気を出さないといけないシーンだったんです。

橋本:チカがハルタを殴ったり蹴ったりするシーンです。監督から「弱めたり手を抜いたりしていると、絶対にわかっちゃうから、本気でやって」と言われて、本気でやっていたんですが、「まだまだ足りない」って。しょっぱなから大丈夫かなと思っていたんですが、勝利くんが「全然大丈夫だから」って言ってくれたので、やりやすかったです。

Q:ハルタとチカの関係を見て、どう思いましたか。

橋本:恋人でもないし、幼馴染ではあるけど、友達とはまた別の存在。映画の中でも少しずつ関係性が変化していくんです。

佐藤:ちょっと弱虫なハルタって、僕とは違う性格なんですよね。だから男が弱くて、女の子が強気っていう、ハルタとチカの関係は夢があるなって思いました。微笑ましい。いい幼馴染だなって思いました。

Q:女の子が強いのはあこがれますか。

佐藤:う~ん、自分がそうなりたいというのは違うかもしれない。実生活ではそんなことはないのかもしれないけど、二人のあったかい雰囲気が見ていてよかったです。

■今後、挑戦してみたい楽器

『ハルチカ』

Q:吹奏楽部のイメージはこの作品で変わりましたか。

橋本:わたしは部活に入ったことがないので、こんな感じなのかなと思いました。撮影をしていないときも、みんなでわからないところを教え合ったりして、仲間意識が生まれました。年齢は結構バラバラだったのに、団結力も生まれたりして……。

佐藤:体力を使う部活なんだなって、すごく思いました。荷物も結構重くて、大変でした。フルートは軽そうですけど(笑)。

橋本:ほんと、ごめんなさい(笑)。それに関して言うとみんなとても大変そうに持っているのに、わたしだけ軽かったです。

Q:今後、やってみたい楽器は?

橋本:どれも楽しそう。でも、チューバはわたしには絶対に持てないってことだけは実感しています。

佐藤:サックスかな。(平岡)拓真がうまくなって、難しいフレーズをサラッと吹いていたんですよ。めっちゃドヤ顔で(笑)。あれが吹けたら、画的にもかっこいいですよね。

■取材後記

今回の対談を聞いていると二人の関係は、まるでボケとツッコミのようだ。たまにツボにはまった橋本環奈が笑いすぎて話せなくなると、すかさず佐藤勝利がフォロー。「頼りがいがある」と橋本が信頼していたのはこういう面なのかもしれない。カメラの回っていないところでも、二人を中心に一生懸命練習し、時に弾け、忙しい合間に青春していたというメンバーたち。スクリーンに映る生き生きした表情からもその様子が垣間見える。(取材・文:高山亜紀)

映画『ハルチカ』オフィシャルサイトはこちら

(C) 2017「ハルチカ」製作委員会

映画『ハルチカ』は3月4日より全国公開

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