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名画プレイバック

ロバート・レッドフォードが最も美しかった「あの頃」(1/3)

ロバート・レッドフォード
テネシー・ウィリアムズ原作『雨のニューオリンズ』(1965)のセットにて Photo by Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images

往年の銀幕のスターの魅力を振り返る「名画プレイバック」の番外編。今回は、当コーナーの規定に則り1970年代のキャリアを中心に、ロバート・レッドフォードでお送りします! 野球の特待生として大学に進学するも中退し、画家を志しヨーロッパを放浪後、舞台美術を学ぶが俳優に転向。1959年にブロードウェイの舞台「Tall Story」でデビューしてから長い下積み時代を経て、『明日に向かって撃て!』(1969)でブレイクしたレッドフォードの魅力が堪能できる5本を、アメリカに3年間の留学歴があり、毎日アメリカの人気トークショーの視聴は欠かさないというアメリカンカルチャー通の山縣みどりさんにセレクトしていただきました。(構成・文/今祥枝)

【ロバート・レッドフォードが美しい映画ベスト5】※1970年代以前
1:『追憶』(1973)
2:『華麗なるヒコーキ野郎』(1975)
3:『候補者ビル・マッケイ』(1972)
4:『大統領の陰謀』(1976)
5:『華麗なるギャツビー』(1974)

ディズニーの王子様のような王道の美形

明日に向かって撃て!
ポール・ニューマンと共演した『明日に向かって撃て!』(1969)Photo by Twentieth Century Fox Film Corporation/Sunset Boulevard/Corbis via Getty Images

今:レッドフォードとの出会いは、どの辺からですか?

山縣:映画館で最初に観たのはリバイバルの『明日に向かって撃て!』(1969)。その前から映画雑誌のグラビアで見ていて、めちゃくちゃかっこいい!! と思っていたの。当時は、女子はみんな好きでしょうというぐらい、圧倒的に見た目が美しくてかっこよかった。正直、映画を観たら「ヒロインが悩む気持ちがわからない。どう考えてもブッチ(ポール・ニューマン)を選ぶでしょう」と思ったんだけど(笑)。

今:わかります(笑)。でも、そうしたあれやこれやを凌駕する圧倒的な美貌だったわけですよね。

山縣:それはもう王道の美形で、この世のものとは思えない美しさ! アメリカかぶれの女子にとってはディズニーの王子様のような典型感と完璧感があって、「私にもいつか王子様が……!」と夢見る乙女にとっては、眠りをキスで目覚めさせてくれるならレッドフォードがいいなと本気で思ったわけですよ。同時に、ケネディ家につながるような、東部のエスタブリッシュメントな匂いがあって。『追憶』でもWというネーム入りのスクールセーターを着ていたり、プレッピーなファッションもアメリカンな匂いがぷんぷん。この感覚、憧れはアメリカ人も同じだったと思うし、レッドフォードはアメリカ人が考える完璧な男性像だったと思う。

今:何と言っても品がありますよね。

華麗なるギャツビー
『華麗なるギャツビー』(1974)Paramount Pictures / Photofest / ゲッティイメージズ

山縣:『華麗なるギャツビー』の主人公は貧乏から成り上がった男だけど、そういう空気を一切消して、上流階級感をまとっていて素敵だった。しかも、苦労して高みを目指した理由が、たった一人の女性への愛のためで、ひたすら尽くす系って、そんな男性いるのか!? って本気で思ってしまうぐらいパーフェクトなキャラクター。相手役がミア・ファローというのも、一般的には「この女性がそれほどのものなのか!?」と思わせるイマイチ感があるところが、女子にリアルに夢を見せてくれたというか(笑)。今よりも、もっとずっと「所詮映画の主役は男性」な時代に、これほどまでに女性を立てる役としてかっこよく、きちんと機能していて嫌味がない。そういう意味では、元祖フェミニストと言えるのかも。

>次ページは海軍の制服姿がまぶしいあのタイトル

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