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「ウォーキング・デッド」は終わらない!人気キャラのスピンオフでユニバース拡大

今週のクローズアップ

 海外ドラマ「ウォーキング・デッド」ファイナル・シーズンとなるシーズン11(全24話)のPart2が、11日配信の第16話でフィナーレを迎え、完結まで残り8話となりました。10年以上続いた本シリーズは幕を閉じますが、人気キャラクターたちのスピンオフドラマが続々と誕生し、ユニバースは拡大していきます。今回は、現在制作が決定している「ウォーキング・デッド」の新スピンオフドラマをご紹介します。(編集部・倉本拓弥)

■ダリル&キャロルのスピンオフ(タイトル未定)

ダリキャロで大人気のダリル&キャロル - AMC / Photofest / ゲッティ イメージズ

 シーズン1から現在まで生き残り続け、今やダリキャロの愛称で親しまれているダリル(ノーマン・リーダス)とキャロル(メリッサ・マクブライド)が主人公のスピンオフドラマが、2023年に全米放送されます。名コンビにフォーカスしたエピソードは、「ウォーキング・デッド」シーズン10の第18話と第21話ですでに描かれており、厚い信頼関係を築く二人の喧嘩や、何気ない日常の一片を見ることができました。

 スピンオフ企画は、シーズン9最終話の撮影中だった2018年に浮上したとノーマンが米SiriusXMの番組「EW Live」で明かしており、ダリル&キャロルが、リックやミショーンのように離脱し、本シリーズと同時進行でスピンオフの話が進む案もあったとも話しています。その後、「ウォーキング・デッド」はシーズン11での終了が決まったため、スピンオフは本シリーズに続く形でストーリーが進むことになりました。

 「ウォーキング・デッド」製作総指揮のスコット・M・ギンプルによると、ダリルとキャロルの新たな旅立ちは「大きな発見になる」とのこと。二人を苦しめる新たな困難も待ち受けているといい、シーズン11が終わっても彼らの戦いは続きます。

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■「アイル・オブ・ザ・デッド(原題) / Isle of the Dead」

信頼関係が芽生え始めたニーガン&マギー - (c) 2021 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 シーズン10でシリーズに本格復帰したマギー(ローレン・コーハン)と、彼女の夫グレンを殺したニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)が主役のスピンオフ「アイル・オブ・ザ・デッド(原題)」も、2023年に全米放送が決定しています。ニーガンは過去の自分と決別し、ダリルら生存者グループと行動を共にしていますが、愛する人を殺されたマギーとの確執は解けず。そんな二人の関係性を深掘りする、絶好の作品となりそうです。

 米AMCの公式発表によると、物語の舞台はニューヨーク・マンハッタン。廃墟と化した大都市を訪れたマギーとニーガンが、大量のウォーカーや、独自の世界を創り上げた居住者たちと遭遇する内容です。

 主演のローレンとジェフリーが製作総指揮も兼任していることも、スピンオフの大きな特徴。ローレンは声明で「マギーは私の心のそばにいる人物。親愛なるジェフリー・ディーン・モーガンと一緒に、彼女の物語をニューヨークで続けることができて、とても興奮しています」と新たな旅立ちに向けての意気込みを語っています。

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■「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド(原題) / Tales of the Walking Dead」

既存のキャラクターも登場予定 - (c) 2021 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 今年の夏に全米放送が予定されている「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド(原題)」は、既存のキャラクターや新たな登場人物の物語を全6話・1話1時間で描く、アンソロジータイプのスピンオフです。「ウォーキング・デッド」での出来事ともリンクするので、その時彼らは何をしていた? というような空白の時間を埋めるエピソードにも期待できそうです。

 すでに新キャストが発表されており、『X-MEN:アポカリプス』のサイロック役で知られるオリヴィア・マン、ドラマ「ザ・ボーイズ」で俊足のヒーロー・Aトレインを演じているジェシー・T・アッシャーの出演が決定。他にも、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のダニー・ラミレス、『トランスポーター イグニション』のロアン・シャバノル]、『アメイジング・スパイダーマン』のエンベス・デイヴィッツ、『Mr.ノーバディ』のゲイジ・マンローといった顔ぶれが「ウォーキング・デッド」ユニバースに参加します。

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■リック主役の劇場版はどうなった?

離脱した主人公リック、最終シーズン登場なるか? - AMC / Photofest / ゲッティ イメージズ

 「ウォーキング・デッド」ユニバース最大のプロジェクトと言えるのが、シーズン9で退場した主人公リック(アンドリュー・リンカーン)のその後が描かれる劇場版三部作。ユニバーサル・ピクチャーズが全米配給を担当する劇場版は、2019年夏のサンディエゴ・コミコンで公開されたティーザー映像以降、公式な情報は入っていません。

 ドラマシリーズの監督・製作総指揮を務めるグレッグ・ニコテロは、コロナ禍でも脚本作業がリモートで進められていると2020年に SYFY WIRE のインタビューで語っていました。主演のアンドリューも「2021年春にも撮影がスタートするかもしれない」と ABC News に伝えていますが、クランクインしたかどうかは不明。アンドリューは今年2月、ドラマ撮影地の米アトランタで、ダリル役のノーマンと再会している姿が目撃されており、映画に先駆けてファイナル・シーズンPart3にゲストとして登場する可能性も考えられます。

 マーベルやDCのように、作品同士のリンクを強めている「ウォーキング・デッド」ユニバース。シーズン10では、リックに関する手がかりを発見したミショーン(ダナイ・グリラ)がグループを離れたり、昨年終了した「ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド」では、リックを連れ去った市民共同体(Civic Republic)の所在地が判明するなど、劇場版につながる伏線も次々と登場しています。「ウォーキング・デッド」本シリーズの終了は悲しいですが、各キャラクターがスピンオフでどんな道を歩んでいくのか、ユニバース展開と共に注目です。

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