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アベンジャーズに産休や年金ある?給料は出るの?

シー・ハルク
法廷で活躍するMCUヒーロー誕生!

 アベンジャーズに産休や年金はある? 給料は出るの? これはディズニープラスで配信中のドラマ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」に登場する、主人公シー・ハルクのセリフです。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新たなヒーローシー・ハルクは、キャリアも恋愛も大事、友人とも人生をエンジョイしたい! と願い毎日ちゃんと出社して仕事するという、視聴者に近い存在。ドラマの枠を超えて私たちに直接語りかけてきたりもする、新マーベルヒーローのユニークな魅力とは?(編集部・倉本拓弥)

普段は真面目な弁護士!シー・ハルクって何者?

シー・ハルク
従兄弟はアベンジャーズの初期メンバー!

 シー・ハルクこと主人公ジェニファー・ウォルターズは、ロースクールを卒業し、法曹界で奮闘するキャリアウーマン。彼女の従兄弟は、アベンジャーズの初期メンバーとして地球を救ってきたブルース・バナー博士ことハルクです。二人は旅行中、不慮の事故に遭ってしまい、ジェニファーはブルースの流した血に触れたことで、ハルクの力を手に入れるというワクワクした展開に……!

 そんなジェニファーは、晴れてアベンジャーズの仲間入り!……かと思いきや、彼女はヒーローとして活動する気は全くなく、弁護士として普通の生活を送ることを強く望んでいます。そういったところが、彼女を等身大の女性として親しみを感じる点でもあります。ブルースも、最初は世界を守るアベンジャーズの仲間として彼女を鍛えようとしますが、ジェニファーの意思を尊重し、メンターとして彼女を支えます。そんな従兄弟への思いやりから彼のやさしい人柄感じられます。ジェニファーは、図らずもシー・ハルクとして有名人になってしまい、普通の毎日を送りづらくなってしまいますが、なんとかこれまで通り仕事をこなし、仲間のパラリーガルとバーで飲み明かし、マッチングアプリでイケメンと出会うなど、日常を謳歌しようとします。スーパーパワーを仕事に還元する、いままでのヒーロー像とはちょっと違う人間くさい魅力的な新しいヒーローが描かれています。

ヒーローがヒーローを弁護!本格法廷ドラマが展開

シー・ハルク
クライアントは超人たち!

 シットコム、ホラー、クリスマスドラマとMCUフェーズ4で新たなジャンルを開拓する、マーベル・スタジオが本作で挑んだのは、敏腕弁護士が超人たちを弁護していくリーガル・コメディー。超人法律部の顔となったジェニファーが、あの手この手を使ってヒーローやヴィランの依頼をテンポよく解決していく白熱の弁護シーンは本格的な法廷ドラマに引けを取らない完成度の高さ! ヒーローがヒーローを弁護する胸アツな展開は、マーベルドラマならではの興奮に満ちています。

 キャリアアップを目指してひたむきに頑張るジェニファーの姿を、ユーモアを巧みに盛り込みながら描くのは、『ラブ・アフェア 年下の彼』『マリー・ミー』などラブコメを得意とするカット・コイロ監督。Varietyのインタビューで監督は、本作に影響を与えた作品として、女性弁護士の恋愛模様や法廷バトルをコメディー調で描いたドラマ「アリー・myラブ」を挙げており、恋に仕事に全力投球な等身大の女性を魅力的に描くのは、まさに彼女の真骨頂といえます。

アベンジャーズにも忖度なし!爆笑ツッコミがさく裂

シー・ハルク
主人公の家族もメタ発言連発

 視聴者に寄り添うジェニファーは、掟破りの破天荒ヒーロー・デッドプールのように第四の壁(フィクションと現実との境界)を突破して、視聴者に直接語りかけてきます。意見の食い違いでハルクと衝突したジェニファーが、陰で視聴者に愚痴をこぼすさまは抱腹絶倒! MCUヒーローのカメオ出演を期待する視聴者には「カメオ出演が毎週あるドラマじゃないの」と事前予告してしまうなど、ドラマと視聴者をつなぐ彼女だからこそできるツッコミの連打も爽快です。

 ジェニファーは視聴者だけでなく、アベンジャーズに対しても忖度なしで切り込んでいきます。アベンジャーズに入るのは「億万長者かナルシシストか寂しん坊」と小馬鹿にしたり、彼らに医療保険は適用されるのか、世界の英雄キャプテン・アメリカは女性経験があるのかと妄想を膨らませたり、視聴者が「確かにそうかも!」と共感するネタを連発! 彼女の家族も「ホークアイの矢は戦ったあと本人が回収しているのか?」と素朴な疑問を投げかけるなど、登場人物の日常会話もリアルで微笑ましく描かれているのです。

伏線回収もアツい!お馴染みのMCUキャラ登場に胸躍る

シー・ハルク
MCUフェーズ4で出番急増のウォン

 他のMCU映画・ドラマとのリンクも、本作の注目ポイントです。『アベンジャーズ/エンドゲーム』後に初期メンバーのハルクが再び見られる喜びはもちろん、『マイティ・ソー バトルロイヤル』との意外なリンクにも驚かされます。さらに、フェーズ4のほぼ全ての作品に出演していると言っても過言ではない魔術師ウォンも再登場。至高の魔術師“ソーサラー・スプリーム”になる前の意外な経歴が判明したり、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の際に地下闘技場で戦っていた目的など、待望の伏線回収にも胸が躍ります。

シー・ハルク
シー・ハルク最初の依頼人はアボミネーション!

 そして、2008年公開の『インクレディブル・ハルク』でハルクと対峙したアボミネーションことエミル・ブロンスキーがMCUに帰還。14年ぶりにブロンスキーを再演した俳優ティム・ロスの振りきった演技をドラマでじっくりと堪能できるのは、MCUファンにはたまらないご褒美です。後半戦では、ジェニファーと同じ弁護士で知られる盲目のヒーローデアデビルが参戦するなど、きたるフェーズ5への期待も高まるばかり。さらに、第2話でジェニファーが閲覧しているWebサイトには、「金属の爪を持つ男がバーで乱闘」とMCU入りが現実味を帯びてきたウルヴァリンを匂わせる記事が掲載されており、細かい小ネタもお楽しみの一つです! MCUの今後を担う新世代ヒーローの活躍はもちろん、佳境へと突入したフェーズ4の行方から目が離せません!

「シー・ハルク:ザ・アトーニー」は毎週木曜日16時~ディズニープラスにて独占配信中
公式サイトはコチラ>>

(c) 2022 Marvel

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