NHK「未解決事件　北朝鮮　拉致事件」キャスト・あらすじ【まとめ】

2025年10月18日

　本日（18日）NHK総合で放送される「未解決事件」「File.02 北朝鮮　拉致事件」ドラマパート（午後7時30分～8時53分）のキャスト、あらすじを紹介します。

「未解決事件」シリーズとは

　歴史的な未解決事件の新事実・証言を掘り起こすと同時に、現代との繋がりや教訓を浮き彫りにする。これまで「グリコ・森永事件」「オウム真理教」「尼崎殺人死体遺棄事件」「ロッキード事件」「赤報隊事件」「警察庁長官狙撃事件」「JFK暗殺」「下山事件」「帝銀事件」などが取り上げられてきた。今年10月からレギュラー放送となり、初回では「八王子スーパー強盗殺人事件」（ドキュメンタリー）を放送。第2回「北朝鮮　拉致事件」では、日本人の失踪事件が相次いだ1970年代から1990年代前半に至る警察と北朝鮮工作員の攻防を取材。ドラマとドキュメンタリーで「拉致の解決を阻むものはなにか？」国家と個人、その狭間でもがき続けた人々を見つめる。ドラマは午後7時30分～8時53分、ドキュメンタリーは午後10時～10時49分放送。

ドラマパートあらすじ

　1970年代後半から日本各地で相次いだ日本人の失踪。後に北朝鮮による拉致であることが明らかになるが、当時、警察はその輪郭をつかめておらず、捜査は難航していた。警視庁公安部外事第二課の喜多見は、上司である松嶋の元に寄せられた情報をもとに、北朝鮮工作員であるチェ・スンチョルを追っていた。喜多見たちは重大な任務を担う大物工作員だと確信し、監視と尾行を続ける。しかし、チェは捜査の網をすり抜け忽然と姿を消す。北朝鮮に拉致された蓮池は常に監視下に置かれ、帰国への望みを胸の奥に押し込み北朝鮮工作員への日本語教育という任務を強いられていた。そこに現れたのは、チェ。自身を拉致した男との歪な関係の中で、蓮池は生き抜くための道を探し続ける。1980年代半ばに入り、日本では大韓航空機爆破事件など、北朝鮮による日本人拉致への関与を示す事件が続発。一方、喜多見たち外事警察による全力の捜査は外交と政治に翻弄され「国益」という名の壁に阻まれていく。