【ネタバレ解説】「デアデビル:ボーン・アゲイン」S2第1話:フィスク陣営にMCU要注意人物の影

昼は弱者を救う弁護士、夜は悪と戦うクライムファイター・デアデビルを描くマーベルドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2が、ディズニープラスで配信開始された。前シーズンのその後から始まる第1話「ノーザンスター」から、いきなりマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)における要注意人物の名前が飛び出した。(文・平沢薫)
※ご注意:本記事はネタバレを含みます。「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2第1話をまだ観ていない方はご注意ください。
シーズン2は『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に直結する!?
ますます白熱する、デアデビル/マット・マードック(チャーリー・コックス)とキングピン/ウィルソン・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)の死闘も気になるが、このシーズン2にはもう一つ、マーベル・ファンには気になることがある。それは、今後のMCUとの関係だ。
というのも、本作の配信1週間前に『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の予告編が公開され、そこに本作シーズン1の主要登場人物パニッシャー(ジョン・バーンサル)が登場していたからだ。さらに、シーズン2配信当日に発表されたのが、パニッシャーが主人公の単発ドラマ「パニッシャー:ワン・ラスト・キル(原題)/ The Punisher: One Last Kill」が、シーズン2最終回の翌週に配信されること。となれば、これはもう「デアデビル」の世界が今後のMCUに直結するとしか思えない。シーズン2ではその意味でも、見逃せないシーズンになるに違いない。
あの要注意人物の影…
そう思って見始めると、さっそく聞き覚えのある名前が登場! フィスクのオフィスに、副知事と州司法長官がやってきて、フィスクの強引なやり方への批判を始めると、副知事のスマホに電話があり、彼は「わかりました、デ・フォンテーヌさん」と答えて、フィスクを責めるのを止める。
この名前で呼ばれる人物といえば、ヴァルことヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)だろう。ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でMCU初登場の彼女は、映画『サンダーボルツ*』ではCIA長官になっていた。ニューヨークの知事や州司法長官を黙らせる力を持っているようだが、それはCIA長官という立場とは別の活動のせいなのではないか。彼女がなぜフィスクに協力するのか、その目的が気になる。
ミスター・チャールズとはいったい何者?
さらに、気になる人物が初登場。ミスター・チャールズと名乗る人物が、フィスクのオフィスにやって来て、雇い主に派遣されて、フィスクの貨物船の違法な武器を移送するために来たと言う。「ラングレー(CIA本部の所在地)から来た」と言うので、雇い主はCIA長官デ・フォンテーヌかと思われるが、武器の移送後に関係者は全員殺すという彼の移送計画を聞くと、CIAの職員とは思えない。
また、マーベルコミックに「ミスター・チャールズ」は存在するが、端役の海洋掘削作業員で、同一人物ではないだろう。彼が名乗った「ミスター・チャールズ」は偽名で、本名と正体は、これから明かされていくのではないか。
この役を演じるマシュー・リラードは、このジャンルのファンにはお馴染みの人気俳優。『スクリーム』シリーズには第1作(1996)から登場し、人気アニメの実写版『スクービー・ドゥー』シリーズ(2002、2004)ではシャギー役。近年では『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』シリーズ(2023、2025)で活躍している。
意外なキャラクターが再登場、設定はコミック由来?
貨物船の武器輸送めぐるドラマと並行して、もう一つ進行するドラマが、ソーズマン/ジャック・デュケイン(トニー・ダルトン)の裁判。一時はデアデビル/マットの恋人だったが今はフィスクの一味の精神科医ヘザー・グレン(マルガリータ・レヴィエヴァ)が、デュケインの精神鑑定をする。が、ここで意外な人物が再登場。その診断の最中に、彼女はミューズ/バスティアン・クーパー(ハンター・トゥーハン)の幻影を見る。
ミューズは、グラフィティアーティストでシリアルキラー。かつてはグレン医師の患者で、本作シーズン1第7話「芸術のための芸術」で彼女に撃たれて死亡した。いやにあっけない退場だと思ったが、このエピソードを見ると、シーズン2ではミューズがコミックの設定を踏まえて描かれるのかもしれない。
コミック「Daredevil: Unleash Hell - Red Band」(2025)では、ミューズは死んで地獄に行くが、現実世界にいる精神的に不安定な若い女性の前に幻影として登場し、彼女に影響を与えるというエピソードが描かれる。その女性はミューズを幻覚だと思いながらも、彼に操られてしまう。本作のグレン医師にも、同じようなことが起きるのではないだろうか。
ラストはあの人物が!
そして第1話のラスト、デアデビルが特別部隊員たちにマスクを剥がされ、正体がバレて絶体絶命に陥った瞬間、隊員たちが瞬時に一掃される。投げ込まれたナイフに書かれていたのは、「礼はいい」と言う文字と、二重の輪の中央に小さな円があるブルズアイ/ベンジャミン・ポインデクスター(ウィルソン・ベセル)のマーク。と思った途端に、エンドクレジットがスタート。このエンディングはカッコ良すぎ!
ブルズアイ/ポインデクスターとデアデビル/マットには、過去にいろんな因縁があるが、今回は共通の敵=フィスクを倒すため共闘するのか? ブルズアイの動きからも目が離せない。
初回から盛りだくさんだったシーズン2第1話。クリエイターはシーズン1から続投の3人、ダリオ・スカーダペイン、マット・コーマン、クリス・オード。夜の街の情景、身体を使う激しい暴力描写と、前シーズンの世界観はそのまま継承。これから、どんな物語が展開していくのか、期待が膨らむシーズン2の開幕だ。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2 ディズニープラスにて独占配信中
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