胸がぎゅぎゅぎゅっ!恋愛ファンタジーに年齢は関係ない
映画たて・よこ・ななめ見!
ジブリで宮崎駿監督の出待ちをしちゃうほど映画大好きな村本大輔と、映画に関しては素人同然の中川パラダイスが、あらゆる角度からブッ飛んだ視点で映画トーク。今回は、四十路のおじさんになった二人が胸キュンファンタジーに挑戦! 話題沸騰中の『鬼の花嫁』をななめ見しちゃいます。(取材・文:森田真帆)
今回の映画は『鬼の花嫁』(3月27日公開)です。
コミック、アニメなども展開されているクレハによる恋愛ファンタジー小説を実写映画化。あやかしと人間が共存する世界を舞台に、鬼の一族の次期当主と、彼に花嫁として見初められた女性の運命を描く。監督は『九龍ジェネリックロマンス』などの池田千尋、脚本は『ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~』などの濱田真和が担当。『うちの執事が言うことには』などの永瀬廉と『ハニーレモンソーダ』などの吉川愛が主演を務めるほか、伊藤健太郎、片岡凜、嶋田久作、尾野真千子らが共演する。
妖怪がもしもいたら……!

村本大輔(以下、村本):普段やったらこういう作品、飽きちゃうこともあるけど、これは一気に観れたわ。
中川パラダイス(以下、中川):オモロかったわ。妖怪の世界があるなら、ほんまにあんな感じなんかもなって思いながら観たわ。
村本:確かに、妖怪がこの世界を牛耳ってて、日常に最初から“いる”って設定が面白いよな。決まった人と結婚しなくちゃいけないのも大変よな。なんかちょっと人間ぽいというか。
中川:妖怪の世界でもマウンティングがあったり、嫌なヤツも出てきたりするから、なんか感情が変に高まりすぎて、こっちまで落ち着かんかったわ。
村本:オレはもう、ずっと自分が試されているかのような気持ちになったで。高校生の時の淡い恋心みたいなのを思い出したというかさ。いかに自分が汚れてるかということがわかってしまう、恐怖のリトマス試験紙やで!
中川:せやなぁ。なんか、もし僕が高校生やったら、絶対彼女と観に行きたい映画やな。観終わった後に二人で「実は僕が鬼やったらどうする?」って聞きたくなるもんな。
村本:おっさんが言ったら気持ち悪いけどな。
“胸ぎゅー”って、まだなるんやな
中川:昔は一目ボレってあったけど、大人になったらだんだんなくなるやん。結局見た目よりも性格やなぁ、とかさ。でもこの映画を観ると、一目見ただけで好きになるというかさ、一目ボレってあんねんなってなるよな。
村本:運命の人とすれ違ったときにうんぬんっていうシーンあったやん? あれさ、オレなんか観ながら、胸がぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅーってなったわ。
中川:村本はまだあんねんな(笑)。
村本:あるよ! オレはもうすぐに一目ボレするからな! すぐに恋に落ちるし、女の子と出会ったとき、“電話番号渡さんと後悔する!”ってすぐ運命を感じるほうやねん。
中川:おっさんになってからの胸ぎゅーって、バイアグラの副作用ってことあるからな。
村本:ほんまに! ほんまにお前はどこまで行ってもきったないこと言うわ。この映画にあやまれ!
中川:村本なら運命の人とすれ違ったときの感覚あるかもしれんね。
村本:せやで。パラダイスに初めて会った時も胸がぎゅーってなったしな。ちっちゃいライブハウスで、ピン芸人やったオレが上半身裸でクリスマスのライト巻きつけながらパラダイスとすれ違ったとき、「運命の相方見つけた!」って胸がぎゅーんってなったわ。
中川:うそつけ(笑)。
玲夜様最高!どんな恥ずかしいセリフも成立する
村本:しかし、玲夜様はかっこよかったな。「見つけた、オレの花嫁」とかさ。普通やったら、ざわーってなるような一言をあんなさらりと言うもんな。めっちゃイケメンやもん。
中川:ほんまやで。あれ、玲夜様みたいなイケメンちゃうかったらやばいで。玲夜様だから、成立する話やわ。
村本:おっさんがこんな言うくらいなんやから、ファンやったらもうたまらんやろな。しかもどこにでもおるやん、川の袂(たもと)にもおるし、橋の袂にもおるし、レイヤ様どこにでもおるやんか。あれ、きもいおっさんやったらストーカーやし、それで「見つけた、オレの花嫁」言われたら怖すぎるからな。
中川:いやほんまに。あと、玲夜様は紳士やんな。
村本:レイヤ様、手出さへんやん! そこがまたええねん。お前みたいにすぐに下心で突っ走るやつとはぜんぜんちゃうねん! まずは、愛したい。愛なんや。お前らが考えてるエロいことなんて後から自然についてくるもんやねん!
中川:そこ急に真面目やな。でもたしかに、女の子がどんなふうに男性に扱ってもらいたいかっていうのが詰まってるやん。すぐに変なことするようなアホは、みんな観た方がいいかもしれん。
『鬼の花嫁』3月27日公開
(C) 2026「鬼の花嫁」製作委員会
ウーマンラッシュアワー・プロフィール
2008年に結成された、村本大輔と中川パラダイスによるお笑いコンビ。2011年「ABCお笑い新人グランプリ」最優秀新人賞受賞、2012年「THE MANZAI 2012」決勝進出、2013年NHK上方漫才コンテスト優勝など数々の賞に輝き、4月に東京進出。「THE MANZAI 2013」で見事優勝し、3代目王者に輝いた。
村本大輔
1980年生まれ。福井県出身。自分でも「ネットに書き込まれるうわさはほとんどが事実です!」と認めている、自称・ゲス野郎芸人。だがその一方で、ジブリ作品やピクサーなどの心温まるアニメが大好きで、映画『あなたへ』で号泣するほどのピュアな一面も持ち合わせる大の映画好き。水産高校に通っていたため(中退)、お魚系や海洋ネタにも意外に詳しい。
中川パラダイス
1981年生まれ。大阪府出身。これまで10回もコンビ解散している村本と唯一トラブルもなくコンビを続けている広い心の持ち主。2012年に入籍し、現在1児の子育てを満喫中のイクメンパパでもある。映画に関しては、「王道なものしか観ない」というフツーレベル。


