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井筒和幸監督8年ぶり新作『無頼』公開決定!

松本利夫(EXILE)らが激動の時代を生きるアウトサイダーを演じる『無頼』
松本利夫(EXILE)らが激動の時代を生きるアウトサイダーを演じる『無頼』 - (C)2020「無頼」製作委員会/チッチオフィルム

 映画『パッチギ!』(2005)、『黄金を抱いて翔べ』(2012)などで知られる映画監督・井筒和幸の8年ぶりとなる新作『無頼』が、5月16日より新宿K’s cinema をはじめ、全国で順次公開されることが明らかになった。EXILE松本利夫柳ゆり菜らが出演する。

【動画】『黄金を抱いて翔べ』予告編

 本作は、世間という“良識の監獄”の外側で激動の昭和を生きた、ヤクザ者たちの群像劇。人々が“欲望の資本主義”を追いかけた、戦後日本そのものを主人公として捉え、激しく変転を続けた昭和という時代が、世間という“良識の監獄”の外側で生き抜いたヤクザ者たちの群像劇を通して逆照射される。

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 松本が演じるのは、極貧ゆえに社会から頭を抑えつけられ、飢えや冷たい眼差しに晒されながらも、何にも頼らず、ただ己の内なる掟に従って真っ直ぐ生きるアウトサイダー。彼がやがて一家を構え、はみ出し者たちを束ね、裏社会を駆け上がっていくさまが描かれる。柳は彼の妻・佳奈役で出演。木下ほうかラサール石井升毅小木茂光隆大介外波山文明、フォークシンガーの三上寛中村達也などの実力派が脇を固めるほか、オーディションで選ばれた総勢300人の俳優陣が出演する。

画像テキスト
井筒和幸監督

 デビュー以来、社会のはみ出し者たちを冷徹かつ共感をもって見つめてきた井筒監督の集大成とも言える、もう一つの戦後史。公開に寄せたコメントで「改めて振り返ってみると、社会のあぶれ者、はみ出し者ばかり描いてきました」という井筒監督は、『ガキ帝国』(1981)から描き続けてきた人々を振り返りながら「時代や設定こそ違えど、登場人物たちは誰もが社会から無用とされ、貧困と差別、汚辱に暴力で抗ってきた『寄る辺なき者たち』だと言えます。今回の『無頼』でもやはりスクリーンを彩るのは、欲望の昭和を徒手空拳で生き抜いた、文字どおり無頼の徒たちです」とつづっている。

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 「時代は昭和から平成、令和へと移っても、貧困や差別、孤立は何も変わっていません。本作ではアウトロー社会という、世間の良識から排除されたネガ画像をあえて描くことで、僕なりの昭和史を逆照射してみたいという思いもありました。ことの是非を語るのではなく、ただ、こんなふうに無頼な生き方を通した男たちがいたということを、現代の若者に見せたいと思ったんです。そして、自分を抑えつけるあらゆる抑圧に対して一歩も引かなかった彼らの人生を通じて、“くじけるな、寄る辺なきこの世界を生き抜け”と励ましてあげたい。それがこのシャシンに込めた、映画作家としての僕の願いです」(編集部・入倉功一)

映画『無頼』は5月16日より新宿K’s cinema はじめ全国順次公開

映画『黄金を抱いて翔べ』予告編 » 動画の詳細
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