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アイゼンバーグはヤリ手の分身のほうが似合うかも

2014年11月7日 平沢 薫 嗤う分身 ★★★★★ ★★★★★

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嗤う分身

監督は「サブマリン」のリチャード・アイオアディ、監督と共に脚本を担当したのはハーモニー・コリンの弟で「ミスター・ロンリー」を書いたアヴィ・コリン、主演は「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグ。この顔ぶれが、ドフトエフスキーの古典「分身(二重人格)」をどんな新鮮な切り口で描くのかと思ったら、その逆で、このテーマが現代でも色褪せない普遍的なテーマであることを証明してみせる。あえて時代も場所も特定されないどこか。世界は、電車の中と、会社の中と、自室の内のみ。そこはいつも、まるで夜のような薄暗い人工照明だけで照らされている。主人公の"ちょっとだけタイミングの悪い感じ"の演出がリアル。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「Movie Walker」「日経エンタテインメント!」「DVD&動画配信でーた」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:SFアニメ・アンソロジー『ラブ、デス&ロボット』@Netflix のシーズン3が配信に。今回の裏テーマは黙示録? ティム・ミラー監督『巣』の原作はブルース・スターリング。シーズン1『目撃者』のスペイン出身監督アルベルト・ミエルゴの『彼女の声』のビジュアルも強烈。

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