結果『そこのみにて』組が持ってきます

2014年12月19日 くれい響 海月姫 ★★★★★ ★★★★★

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海月姫

『こち亀』にしろ、『アッコちゃん』にしろ、『L・DK』にしろ、どんなコミック原作も川村泰祐監督に手にかかると、いつも歯がゆい仕上がりになるのだが、本作も御多分に洩れず。“石化”するヴィジュアル面など、やることはやっていながら、やっぱり監督自身がどこかフッ切れていないのだ。さらに、後半からクライマックスへの流れが異常に悪いのも問題だ。『ホットロード』と別アプローチで攻めた能年玲奈の選択は正解だが、女装はさておき、常に飛び跳ねているような菅田将暉と、最後の最後までまったく誰だが分からない池脇千鶴の存在感にはかなわない。つまり、ここでも『そこのみにて光輝く』組がガッツリ爪痕を残している。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では10年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『イップ・マン 完結』『眉村ちあきのすべて(仮)』『プロジェクトグーテンベルク 贋札王』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』『オーバー・エベレスト/陰謀の氷壁』『地獄少女』『アイネクライネナハトムジーク』『見えない目撃者』『プライベート・ウォー』『サマー・オブ・84』 『映画 賭ケグルイ』『オーヴァーロード』『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ- 』『サイバー・ミッション』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。「究極決定版 映画秘宝オールタイム・ベスト10」のほか、「1980年代の映画には僕たちの青春がある(キネ旬ムック) 」「悲運の映画人列伝(映画秘宝COLLECTION)」「俺たちのジャッキー・チェン (HINODE MOOK)」に作品・解説などを寄稿。そのほか、「シネマトゥデイ」にて菅井友香さん、「Movie Walker」にてポン・ジュノ監督×細田守監督、「香港ポスト」にて谷垣健治監督、「CREA WEB」にて戸塚純貴さんなど、インタビュー記事が掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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