シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

渋谷すばるのソウルと大阪サブカルの幸福な出会い。

  • 味園ユニバース
    ★★★★

    とにかく渋谷すばるなのだ。記憶をなくす前のアウトローな目。失ってからの所在の無い、しかし純真さを湛えた目。そして甦ってからのアイデンティティを見失った目。それらのスイッチの切り替わりが、しっかり渋谷の表情だけで理解できる。山下映画に欠かせぬ、ふたり並んでの長回し…二階堂ふみ(瑕瑾はあるが関西弁ネイティヴが聴いても違和感なし)と座敷の上り口で西瓜の種を飛ばし合うシーン、そして公園で二階堂の嫌いなトマト入りのバーガーを取り替えてやるシーンに漏れ出る優しさ(恋愛とは異なる、もっとドライな)も素晴らしい。大阪が誇る歌謡ファンクバンド・赤犬との相性もぴったり、ラストの渋谷の「貌」に明日が見える。

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ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴: 映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、大阪・天六のブックカフェ「ワイルドバンチ」で月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤の日曜日には鼠を殺せ」を主宰。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「SAVVY」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。ちょいと私事でレヴューをアップし損ねてましたが、どんどん書いていきます。

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