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サメ映画の新次元を切り開く極小限定空間カリラー

2016年7月23日 相馬 学 ロスト・バケーション ★★★★★ ★★★★★

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ロスト・バケーション

 『ジョーズ』に始まったサメ映画の主流はモブ・パニックを基調にしているが、その点本作はソリッド。一匹のサメとひとりのビキニ美女の対決という、シンプルかつ無駄のない構造でグイグイ引き込む。

 負傷して小さな岩場に取り残されたヒロインがサメと対峙。孤立無援、流血、満潮等の逸話がスリルを盛り立て、俯瞰ショットの効果的な挿入が緊迫感をあおる。スリラーの分野で快作を連発するジャウマ・コレット=セラの引き締まった演出は絶妙。ヒロイン、ブレイク・ライブリーの眩い水着姿も目を引かずにおかない。

 岩場でのサバイバルはサメ映画というより『127時間』等の極小限定空間映画に近い。濃密な緊張が漂う90分。快作!

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ゴーストバスターズ アフターライフ』『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』『アイス・ロード』『マリグナント 狂暴な悪夢』他の劇場パンフレットに寄稿。布袋寅泰への取材をはじめ、最近は映画絡みで音楽アーティストに話を訊くことが多くなりました。

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