シネマトゥデイ

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粛々と、熱く…

  • 聖の青春
    ★★★★

    ルックスから村山聖に迫った松ケンの”デ・ニーロ・アプローチ”が話題。
    だが将棋バカで常識ナシ、だけど憎めない彼の魅力を際立たせる師匠の森、夢破れて将棋界を去る江川など周囲の人たちの存在なしには語れない。
    山下敦弘作品で腕を鳴らした向井康介の脚本によるもので、本作は優れた群像劇でもあるのだ。
    その代表が東出昌大演じる羽生善治。
    本来、将棋は動きもなく映像には不向きだ。
    だが2人の対戦シーンには緊張感と好敵手と向かい合う高揚感に溢れ、将棋盤の上で躍動している2人の心が見えるかのよう。
    卓球と将棋と対極にある勝負事なのに、映画『ピンポン』のペコVS.スマイルのラストシーンと重なって見えた。

⇒映画短評の見方

中山 治美

中山 治美

略歴: 茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。GISELe、日本映画navi、goo映画、スカイパーフェクトTV(ぴあ)、朝日新聞webサイトおしごと博物館内で「おしごとシアター」などで執筆中。いつの間にやら映画祭を回るのがライフワークとなっている。お気に入りはオランダ・ロッテルダム国際映画祭とスペインのサンセバスチャン国際映画祭。

近況: 本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)、DVDマガジン「石原裕次郎シアター」(朝日新聞社)が発売中デス。ライフワークの旅の記録をまとめたブログはこちら。https://tabisutekaisyu.amebaownd.com

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

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