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正統的社会派映画ではあるけれど。

2014年4月7日 ミルクマン斉藤 チョコレートドーナツ ★★★★★ ★★★★★

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チョコレートドーナツ

社会から除け者扱いされる3人のアウトサイダー。彼らはそれゆえの共感でもって、疑似家族的な安住の地を見つけ出すが……。そのアウトサイダーがゲイ・カップルとダウン症児というのが今までになかったところだけど、作りとしては至極まっとうな社会告発劇(といっても舞台は’79年)。LGBTアクティヴィストでもある才人アラン・カミングの感情ダダ漏れなチャームと、これまで決して印象に残る俳優ではなかったG.ディラハントの抑え目ながらも内に怒りを湛えた演技の魅力は大きい。でも何度か繰り返される“引き離された家族”のカットバックはあまりにも教科書的かつ感傷的で、いささか興醒めするのも事実。

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴:映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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