シネマトゥデイ

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香港から恐るべき新鋭の登場

  • 誰がための日々
    ★★★★★

    介護に不況、家庭崩壊etc…と我々にとっても身近な問題がここにはある。
    香港で実際に起こった事件から着想を得たそうだが、そのニュースに触れた時に何を感じ、世に問うか。
    日頃の社会を見つめる目がモノを言う。
    香港の新鋭は主人公を通して、弱者が容赦なく蹴落とされて、生きづらいことこの上ない世を風刺した。
    そこに観客の涙を誘う演出は一切なし。
    同情なんて、なんの救いにもならないことを知っているからだ。
    代わりに、彼が今、最も必要としている人物を寄り添わせた。
    この社会と人に対する深い洞察と、人気俳優を本気にさせた脚本&演出はのベテランの域。
    末恐ろしい鬼才の出現である。

⇒映画短評の見方

中山 治美

中山 治美

略歴: 茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。週刊女性、GISELe、日本映画navi、goo映画、スカイパーフェクトTV(ぴあ)、朝日新聞webサイトおしごと博物館内で「おしごとシアター」などで執筆中。いつの間にやら映画祭を回るのがライフワークとなっている。お気に入りはオランダ・ロッテルダム国際映画祭とスペインのサンセバスチャン国際映画祭。

近況: 本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)、DVDマガジン「石原裕次郎シアター」(朝日新聞社)が発売中デス。

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

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