シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

スペイン語圏の映画界には鬼才がいっぱいですね

  • マローボーン家の掟
    ★★★★

    ポスターなどの絵柄で“ホラー”と理解しているが、舞台となる屋敷の朽ち果て感や一家のくたびれた旅衣服などで冒頭から不穏さを感じる。牧歌的な幸せを満喫していた子供四人にある悲しみを与え、その後に続く恐怖を際立たせる。また悲しい出来事から半年ほど時間を飛ばす展開で観客に「何が起きたのか?」と疑問を持たせるのも脚本家でもあるS・サンチェス監督の腕の見せどころだ。長兄ジャックの頭部の傷や鏡を布で覆って幽霊屋敷のようになった家といった謎めいた設定の理由が明かされる終盤の疾走感に引き込まれた。ちょっと強引な部分もあるが、恐怖と優しさを混在させたストーリーが絶妙。絵本仕立ての一族の物語の愛らしさが切ない。

⇒映画短評の見方

山縣みどり

山縣みどり

略歴: 雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況: リオ五輪に向けて、イケメンなアスリートを探す仕事をオファーされてしまった。最近はモデル活動してるアスリートも多いのにびっくり。

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