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ご当地映画の概念よ、変われ!

2019年4月27日 中山 治美 翔んで埼玉 ★★★★★ ★★★★★

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翔んで埼玉

これまで数多くのご当地映画が誕生した。
そのほとんどが美談や感動に終始した観光PRと化し、市民の税金や善意が虚しく消費されていく様が悲しくて仕方なかった。
その悪しき流れが本作の快進撃で止まるか。
映画製作を画策している自治体には、必見にして欲しいくらいだ。
そもそも昨今のご当地映画の秀作は『下妻物語』、『サイタマノラッパー』、『大和 カリフォルニア』と自虐的な発想から生まれたものばかり。
地域格差甚だしい今、本作のように鬱屈した感情を爆発させるには映画という虚構の世界はうってつけのはず。
何を隠そう茨城出身者としては、武内英樹監督の手によって美味しくイジられている埼玉に激しく嫉妬する。

中山 治美

中山 治美

略歴:茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。日本映画navi、全国商工新聞、スカイパーフェクトTV(ぴあ)、BANGER!、朝日新聞webサイトおしごとはくぶつかん情報館内で「おしごと映画」を執筆中。いつの間にやら映画祭を回るのがライフワークとなっている。お気に入りはオランダ・ロッテルダム国際映画祭とスペインのサンセバスチャン国際映画祭。

近況:本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)、DVDマガジン「石原裕次郎シアター」(朝日新聞社)が発売中デス。ライフワークの旅の記録をまとめたブログはこちら。https://tabisutekaisyu.amebaownd.com

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

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