シネマトゥデイ

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ちゃんとプロコフィエフで世界が鳴動する!

  • 蜜蜂と遠雷
    ★★★★★

    現在の価値基準におけるガチなクラシック音楽界を題材に、恋愛や余計なドラマに流れることなく、2時間という適切な時間内でこれだけ濃密な作品に仕上げた石川慶の冒険的精神にまず拍手。硬質で色数を抑えた撮影で、3人の天才と1人の秀才の「自分探し≒自分の音探し」(砂浜で戯れるシーンは感動的)を簡潔な台詞と適切な音で描いてみせるが、そこを言葉で適当に誤魔化すんじゃなく、それぞれのキャラクターに合った音符を藤倉大に書かせ、近似値の奏者に演奏させたからこその成果がはっきり表れている。松岡茉優も勿論いいが、それ以上に松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士の男性三人が見せる、真の意味での「自然な演技」が凄い。

⇒映画短評の見方

ミルクマン斉藤

ミルクマン斉藤

略歴: 映画評論家。1963年京都生まれ。デザイン集団「groovisions」の、唯一デザインしないメンバー。現在、京都・東洞院蛸薬師下ルの「三三屋」でほぼ月イチ・トークライヴ「ミルクマン斉藤のすごい映画めんどくさい映画」を開催中。雑誌「テレビブロス」「ミーツ・リージョナル」「キネマ旬報」等で映画コラムを連載中。

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