誰よりも“負け犬”になった者の反撃に泣く!

2020年11月27日 相馬 学 劇場版『アンダードッグ』【後編】 ★★★★★ ★★★★★

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劇場版『アンダードッグ』【後編】

 「前編」で落ちるところまで落ちてしまった森山未來ふんする主人公。そんな究極の負け犬の這い上がりが「後編」のドラマの肝。

 前作では希薄だった主人公のトレーニング・シーンが一気に増える。そこに浮かぶ彼の“本気”。前作の群像劇スタイルも主人公VS北村匠海へと少しずつ移行し、『ロッキー』スタイルの熱い物語へと変容する。森山のボーッとした表情が、どんどん険しくなるのがイイ。

 「後編」だけを見る人はいないと思うが、当然本作は「前編」から見ないと意味がない。だからこそ、の泣けるドラマ。年明けから配信されるドラマシリーズは、より群像劇の要素が濃いというが、こちらも楽しみになってくる。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ファナティック ハリウッドの狂愛者』他の劇場パンフレットでお仕事中。「映画の巨人たち リドリー・スコット」(辰巳出版刊)に寄稿。

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