「三國志」でも福田雄一の世界にブレなし

2020年12月1日 平沢 薫 新解釈・三國志 ★★★★★ ★★★★★

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新解釈・三國志

 数々の英雄、豪傑、策略家が入り乱れ、多数の映画やコミック、ゲームにもなっている壮大な中国歴史小説「三國志」。それを「勇者ヨシヒコ」「HK 変態仮面」「銀魂」「今日から俺は!!」の福田雄一監督が、これらの作品と同じテイストと技法で映画化して、まったくブレない。いつもと同じトホホな笑いしかない。そこが魅力。福田作品の常連キャストが大挙出演していつものノリで演じているせいもあるだろうが、福田組には初参加のイケメン俳優たちもまったく同じノリになっているのだから、そこにはやはり何かのマジックが働いているとしか思えない。「三國志」を知らなくても、映画の中でそれぞれのキャラ説明があるので心配無用だ。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」「Movie Walker」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:ニコラス・ケイジの進行役がお似合いの「あなたの知らない卑語の歴史」@netflix、番組構成に意外と鋭い考察もあり、ちょっと刺激的。1シーンが短くてサクサク進む1話20分というスピード感も快適。

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