優しい「わんこ映画」で、骨太な「お仕事映画」

2021年4月8日 くれい響 バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~ ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~

「ドラマ版」を観ておいた方が、よりスタジオ内の関係性が分かりやすいが、いかんせん全員本人役なので問題なしな『劇場版』。徹底的にボケ倒す役所広司や、おじさん相手に小悪魔キャラを醸し出す有村架純のほか、「表参道高校合唱部!」以来、6年ぶりの共演となる芳根京子と高杉真宙の絡み、Vシネ常連俳優によるド派手な銃撃戦など、次から次へと、目のご褒美というべき展開が続いていく。しかも、泣かせる「わんこ映画」であり、自主映画を通じて、モノ作りの素晴らしさを再認識させてくれる「お仕事映画」。深夜ドラマノリといえるユルさもありつつ、チクリと配信批判もある骨太な一本。とにかく、ラストに★おまけ。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:5月1日(土)新文芸坐オールナイト「香港アクション絆! ドニー・イェン&谷垣健治」にて、谷垣健治さんとトークショーやります!『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、「TV LIFE」にて東出昌大さん&柄本時生さん、森川葵さん&秋田汐梨さん&萩原みのりさん、松本まりかさん、「EVIL A MAG」にてB.O.L.Tさん、「CREA WEB」にて上村侑さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

くれい響さんの最近の映画短評

もっと見る

[PR]