シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
LOGAN/ローガン
(C) 2017Twentieth Century Fox Film Corporation
英題:
LOGAN
製作年:
2017年
製作国:
アメリカ
日本公開:
2017年6月1日
上映時間:
配給・提供:
20世紀フォックス映画
協力:
マーベル・エンターテインメント
製作:
キンバーグ・ジャンル / ハッチ・パーカー / ザ・ドナーズ・カンパニー
カラー

見どころ:『X-MEN』シリーズのウルヴァリンが、傷つきながらもミュータント存亡の危機を救おうと突き進む姿を描くアクション大作。超金属の爪と超人的な治癒能力を持つ不老不死のヒーロー、ウルヴァリンが老いて傷跡残る体で、ミュータントの未来の鍵を握る少女を守るべく戦う姿を活写する。主演をシリーズ同様ヒュー・ジャックマンが務め、監督を『ウルヴァリン:SAMURAI』などのジェームズ・マンゴールドが担当。能力を失ったウルヴァリンの衝撃の姿と壮絶なバトルに注目。

あらすじ:近未来では、ミュータントが絶滅の危機に直面していた。治癒能力を失いつつあるローガン(ヒュー・ジャックマン)に、チャールズ・エグゼビア(パトリック・スチュワート)は最後のミッションを託す。その内容は、ミュータントが生き残るための唯一の希望となる少女、ローラ(ダフネ・キーン)を守り抜くことだった。武装組織の襲撃を避けながら、車で荒野を突き進むローガンたちだったが……。

LOGAN/ローガン
(C) 2017Twentieth Century Fox Film Corporation

映画短評

  • 中山 治美
    キャラクターへの愛あるはなむけ
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    容赦ない殺戮におびただしい血。
    R15+の過激さに驚愕するが、
    エンタメで終わらせまいとする製作陣の覚悟の表現である事に気づくだろう。
    ミュータントとして恐れられ、
    不老不死が悩みの種でもあった彼らに用意された老い、痛み、終焉。
    それは紛れもなく彼らが人間である事の証であり、そんなラストを用意した製作陣の愛情に胸が熱くなる。
    911後は”殺めたくないのにその宿命を背負ってしまった”という主人公の映画が増えたが、その割には事の重みが全く伝わって来ない作品も。
    それを名作『シェーン』のワンシーンを活用して表現してしまった粋さ。
    『ウルヴァリン: SAMURAI』を帳消しにしたい程の秀作である。

  • 森 直人
    マンゴールド・スタイルのひとつの突出形
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    オールドスクールな「20世紀映画の遺産」を、いかに現代的にアップデートするか。それがJ・マンゴールド監督に内在する表現的主題だろう。『3時10分、決断のとき』『ナイト&デイ』、日活・新東宝的な無国籍活劇『ウルヴァリン:SAMURAI』も然り。その意味で今回は最も明確に21世紀映画の貌をした一本!

    ジョニー・キャッシュの“The Man Comes Around”も肝(歌詞にPale Riderの言葉あり)。02年正規ラストアルバムの名曲。『ドーン・オブ・ザ・デッド』『ハンコック』『ジャッキー・コーガン』でも使われた。当然『ウォーク・ザ・ライン』繋がりの選曲で、最後まで監督の持ち味が全開だ。

  • 清水 節
    ヒーローの衰えを直視して哀感あふれ、次世代に希望を込めた傑作
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     生身である以上、ヒーローも衰える。いつしかスーパーパワーも消えてゆく。アメコミ映画が遂にここまで来た。強さではなく弱さを、勇姿より人間味を描くのだ。傷だらけのウルヴァリン、介護を要するプロフェッサーX。老いと終末を直視し、満身創痍の激闘によるヴァイオレンスは熾烈を極め、ギリギリの生死を生々しく見せつける。そこに現れる、牙を剥く生命力みなぎる謎の少女。追手から三世代が逃走するロードムービー形式と、去りゆく者/滅びゆく者を象徴させた西部劇スタイルが絶妙に重なる。“人間ローガン”として辿る最後の旅は、哀感に満ちあふれながらも、次世代に希望を託すシリーズ史上最高傑作である。

  • 相馬 学
    全米R指定も納得の、大人のエンタテインメント
    ★★★★
    »読む«閉じる

     アメコミ映画でヒーローの晩年が描かれるのは珍しい。そこには幅広い年齢層に向けたハッピーなエンタメ感はないが、大人向けのドラマとしての歯応えは確かにある。

     アダマンチウムの爪は往年の伸びを失い、痣や傷だらけのウルヴァリンのやるせなさ。そんな彼がプロフェッサーXの世話をする老老介護の切実さ。オープニングだけで、そんな生々しい現実が伝わる。

     物語はウルヴァリンの最後の戦いへと展開するが、それは劇中でフィーチャーされる『シェーン』はもちろん『許されざる者』のようなイーストウッド作品の西部劇の香りを漂わせる。死闘の壮絶さに加え、去るもの、滅ぶものへの哀感。まさしく大人のためのエンタメである。

  • なかざわひでゆき
    X-MEN史上最凶の容赦なきバイオレンス!
    ★★★★★
    »読む«閉じる

     スーパーヒーロー映画らしからぬ、などと言うと語弊があるかもしれないが、しかしそれにしてもこの悲壮感たるや、まさしく滅びの美学ここに極まれりといったところ。世捨て人同然の荒み切ったウルヴァリン、ほぼボケ老人と化してしまったプロフェッサーXの姿には、シリーズを追いかけてきたファンなら切なさすらこみあげてくるはずだ。
     基本的な枠組みは西部劇の応用だが、逃走する主人公たちと道中で関わった人々がことごとく悲惨な末路を遂げる容赦のなさはマカロニのそれに近いと言えよう。もちろん、バイオレンス描写も凄まじい。そして、万感の思いが駆け巡る男泣きのラスト。最終章としてこれほど相応しい幕切れはないだろう。

  • 平沢 薫
    ヒュー・ジャックマンによるウルヴァリン論が完成
    ★★★★
    »読む«閉じる

     これが、ヒュー・ジャックマンがずっと描きたかったウルヴァリン像の完成形なのに違いない。ジャックマンがウルヴァリンの最後の舞台に選んだのは、あらゆるミュータント能力が失われていき、何かの終焉の気配が色濃く漂う世界。これまでの映画でさまざまな体験をしてきた主人公は、すでに自分の在り方を受け入れていて、何が敵なのかについても迷いがない。もう若くなくなったウルヴァリンは、そこでどのように生き、何に怒り、何に心を和ませ、最終的に何にもっとも価値を見出すのか。映画は、ウルヴァリンの生きざまを突き詰めいった結果、スーパーヒーロー映画の枠を超えて、ひとりの人間、ローガンの物語になっていくのだ。

  • くれい響
    有終の美とはこういうことだ!
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    スピンオフながら、『ファースト・ジェネレーション』にも匹敵する「X-メン」シリーズの最高峰。ディストピア感に満ち溢れた設定の面白さももちろんあるが、『3時10分、決断のとき』のジェームズ・マンゴールド監督らしく、あまりに分かりやすい『シェーン』など、西部劇に対するオマージュたっぷり。そこにアルツになったプロフェッサーXとの、『少林寺木人拳』のジャッキーぐらい話さないヒロイン・ローラとの、ドラマが胸に訴えかけてくる。ロードムービーとしての醍醐味もあるなか、R指定も辞さないヴァイオレンス描写が挿入されることで、さらにエッジが効いた仕上がりに。これまでアメコミ映画を敬遠してきた人ほど観るべき一作!

  • 猿渡 由紀
    最後にして最高。スーパーヒーロー映画が苦手な人にもお勧め
    ★★★★★
    »読む«閉じる

    1作目は脚本家のスト、2作目はダーレン・アロノフスキー監督の降板と、いろいろ困難に見舞われた「ウルヴァリン」シリーズが、有終の美を飾った。幅広い層へのアピールを狙うスーパーヒーロー映画には珍しく、R指定でいくという大胆な決断をした今作は、バイオレンスも過激でスリル満点だが、人間ドラマとしても優れている。スーパーヒーロー映画が苦手という人も、きっと感動するはず。ローガンが 行動を共にする少女ローラを演じるダフネ・キーンは、映画初出演の新人。セリフなしでも緊張感や、独特の変わった雰囲気を匂わせ、必要な時は攻撃的になるこの子の名演がなかったら、映画の成功はなかった。

予告編・動画

ウルヴァリン最後の戦いが胸を打つ!『LOGAN/ローガン』予告編
『ウルヴァリン』シリーズ最新作!『ローガン(原題)』予告編
ヒュー・ジャックマンが涙!『LOGAN/ローガン』特別映像
斎藤工&板谷由夏が『LOGAN/ローガン』など5月下旬~6月上旬のイチオシ新作映画を「はみだし映画工房」で激論!

» 『LOGAN/ローガン』の予告編・動画一覧

写真ギャラリー

  • 写真001
  • 写真002
  • 写真003
  • 写真004
  • 写真005
  • 写真006
  • 写真007

(C) 2017Twentieth Century Fox Film Corporation

ポスター/チラシ

  • 映画『LOGAN/ローガン』ポスター
    ポスター
  • 映画『LOGAN/ローガン』チラシ
    チラシ

キャスト

チャールズ・エグゼビア:
ドナルド・ピアース:
ローラ:
ドクター・ライス:
ウィル・マンソン:
キャスリン・マンソン:
ネイト・マンソン:
ブログン投稿ブログに投稿
  • FC2ブログに投稿!
  • ココログに投稿!
  • gooブログに投稿!
  • so-netブログに投稿!
  • exciteブログに投稿!
  • Bloggerに投稿!

『LOGAN/ローガン』の映画ニュース

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

  • 「LOGAN ローガン」:今日的な西部劇 from 大江戸時夫の東京温度 (2017年6月24日 11時38分)
    映画『LOGAN ローガン』は、ウルヴァリン有終の美とも言える良作。大江戸が一番 ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「LOGAN/ローガン」 from 元・副会長のCinema Days (2017年6月19日 6時35分)
    (原題:LOGAN )とても見応えはあったが、設定と結末が思い切った扱いで、これまでの本シリーズの位置付けや今後のあり方が心配になってくる。ただ言い換えると、従来までの流れをひっくり返してまでも撮り上げたという、作者の良い意味での気負いが感じられて好まし... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 『LOGAN/ローガン』の感想/想像以上に満足度の高い映画だった件 from 四十郎おっさんが綴る映画やアニメの感想まがい (2017年6月4日 21時46分)
    少女と刻んだ、最後の爪痕。今回ご紹介する映画:『LOGAN/ローガン』原題:『LOGAN』製作:2017年アメリカ日本公開日:2017年6月1日上映時間:2時間18分オススメ度:★★★★★(五つ星 ... ...[外部サイトの続きを読む]
  • LOGAN/ローガン from Akira's VOICE (2017年6月1日 18時4分)
    完膚なきまで壮絶で胸を打つフィナーレ。 これぞ集大成。 ...[外部サイトの続きを読む]
  • LOGAN/ローガン~トランプに迫害されたミュータント? from 佐藤秀の徒然幻視録 (2017年6月1日 16時41分)
    公式サイト。原題:Logan。ジェームズ・マンゴールド監督、ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ボイド・ホルブルック、スティーヴン・マーチャント、ダフネ・キーン、 ... ...[外部サイトの続きを読む]
[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 映画
  2. 2017年5月29日の週の公開作品
  3. 『LOGAN/ローガン』