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ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男 (2024):映画短評

2025年9月26日公開 112分

ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男
(C) STUDIO POW(EPSTEIN).LTD
大山くまお

同性愛者・エプスタインの苦悩を描く

大山くまお 評価: ★★★★★ ★★★★★

“5人目のビートルズ”とも言われたマネージャー、ブライアン・エプスタインのありそうでなかった伝記映画。ビジネスでどんなに成功しても心が満たされなかった、同性愛者だったエプスタインの苦悩を中心に描く。そもそも英国は成人男性による同性愛行為が1967年まで違法だったことを押さえておきたい。強烈な社会の不寛容性が彼を追い詰めていったことがよくわかる。ただ、それにしても成功の高揚を描くときにビートルズの有名曲が出てこないのは残念すぎるし、若すぎる死の間際も描かれていない。スキャンダラスになりすぎないようにしたので見やすいが、ややドラマのコクに欠ける。ビートルズはそっくり(身長以外)。

この短評にはネタバレを含んでいます
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