正義廻廊 (2022):映画短評
容疑者2人の心理の解明が痛みと戦慄を呼ぶ
両親殺害の容疑者となった男と、その友人。容疑者2人はそれぞれ、犯人は自分ではなくもう一人の方だと主張するが、実際は何が起きたのか。それが、容疑者だけでなく、彼らの家族、弁護士、裁判の陪審員たちなど、複数の視点から描かれていく------と、それだけならありがちだが、本作の魅力は、真相の解明と並行して、容疑者2人の関係性、感情の動きを、時間を遡って謎解きのように少しずつ明かしていく演出にある。
2人はどのように出会い、どんな関係になっていったのか。その行動の裏で、本当は何を考えていたのか、何を感じていたのか、そして今は何を思っているのか。それが明かされていきながら、痛みと戦慄を呼ぶ。
この短評にはネタバレを含んでいます





















