ウィキッド 永遠の約束 (2025):映画短評
「伝説」見せ方の工夫。2部作ゆえのカタルシス
前作ラストの見せ場をあえてカットし、「続き」から始める潔さに感心。すべての基になった『オズの魔法使』への目配せを散りばめ、それでも徹底してドロシーの顔を見せないことに「伝説」へのリスペクトを痛感。ドロシー役にダンサーを配し、動きと雰囲気でジュディ・ガーランドの記憶を甦らせる。
映画用追加2曲は、エルファバとグリンダそれぞれの深い思いや葛藤に分け入ることに成功。善悪のテーマも別次元に引き上げた。
1作目に比べ、ダークで重い展開になるのは、オリジナルに則して仕方ないだろう。単体の映画として安らぎや楽しさがもう少し欲しかった気もするが、分かっていても涙がとめどなく溢れるクライマックスで満足度は高い。
この短評にはネタバレを含んでいます






















