フライト・フォース 極限空域 (2024):映画短評
強引すぎる伏線回収もある、クライマックスに前のめり
その昔、香港映画で名前が登場するたび、英語字幕でトム・クルーズと意訳されていたアンディ・ラウだが(年齢も一歳違い)、本作でもトムに負けず劣らず身体張りまくり! 定番のハイジャックものにも関わらず、“癇癪持ち”というアンディのキャラ設定と『the EYE 【アイ】』などで頭角を現したオキサイド・パン監督らしいホラー演出の融合が肝で、『ドント・ブリーズ』的なヤバさに引き付けられる。強引すぎる伏線回収に、ツッコミ入れつつ、前のめりなクライマックスなど、想像以上に楽しめる。また、エンドロールに流れるメイキングも衝撃的で、「そこ実物大かよ!」と、中国映画界の勢いを目の当たりできる。
この短評にはネタバレを含んでいます



















