藁にもすがる獣たち:映画短評
韓国版とは一味も二味も違うオフビートな犯罪バイオレンス
生活のためバイトに明け暮れる大学生にヤクザから借金をした汚職刑事、株投資に失敗した主婦など人生崖っぷちの人々が、棚ぼたで転がり込んだ1億円の現金を巡って大暴走を繰り広げる。先に映画化された韓国版と違って、明らかにターゲットの年齢層を若く設定。主要キャラの年齢が若くなったのはもちろん、随所に東映ヤクザ映画のDNAを注入しつつも、ハイテンションかつオフビートで荒唐無稽な演出と筋書きによって、かなりアニメ的な犯罪バイオレンス映画に仕上がった。これは韓国版との差別化という意味でも大正解。『蜘蛛女』も真っ青の猛烈悪女役に森七菜という意表を突くキャスティングを含め、大胆な改変が功を奏している。
この短評にはネタバレを含んでいます





















