THE RIBBON HERO リボンヒーロー:映画短評
『リボンの騎士』が原案である必要性
キャラクターデザインは今風で、アクションシーンをはじめ作画や美術のクオリティーはとても高い。だけど、手塚治虫『リボンの騎士』を原案にした必要性が感じられない。元の作品にあったジェンダーやセクシュアリティという要素を丸ごとオミットして、新たな“戦うヒロインもの”を作ろうとしたのだろうが、そもそも主人公の性別の話もドラマもまったく掘り下げられないので“ヒロイン”である必然性すら感じなかった。ゴスロリお兄さんのほうがドラマがあってヒーローらしい。移民や格差社会や既得権益層の支配などが最後丸ごと放り出されたのも驚いた。主人公を演じたラランドのサーヤは健闘しているものの、非日常の芝居は弱い。
この短評にはネタバレを含んでいます






















