ADVERTISEMENT

ダンテの遺稿 (2026):映画短評

2026年6月24日公開 150分

ダンテの遺稿
猿渡 由紀

シュナーベルらしい美学と野心に満ちている

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

自身もアーティストで、バスキア、ゴッホ、キューバの作家アレナスなどの映画を作ってきたジュリアン・シュナーベルがこの原作小説に惹かれたのは、大いに納得。詩人ダンテについての14世紀をカラーで、欲と犯罪に満ちた21世紀をモノクロで撮ったこと、そして俳優たちに二役を演じさせたことにも、彼の思いが見て取れる。キャストはどこを見ても豪華(アル・パチーノは1シーンにしか出てこない)。中でも商業的アクション映画の主演を得意としてきたジェラルド・バトラーは良い意味で驚かせてくれる。必ずしも野心が形になったとは言えない部分もあるが、俳優たちの魅力とローマン・ヴァシャノフによる美しいシネマトグラフィーが補う。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

人気の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT