冤罪のつくりかた (2026):映画短評
こうはあって欲しくない検察戯画
検察庁の不祥事が相次ぎ、国民の疑惑の目が注がれている中での本作。再審法改正にもつながる問題提起として興味深く見た。
大物を挙げるために検察が事実を無視してシナリオをつくり、それに則って捜査が行なわれるというストーリー。主導する検事にふんした加藤夏希が体現した漫画的なまでの悪辣ぶりに笑いながらも、起こりうるかもしれないことの顛末には生々しい恐怖を感じた。
原作はノンフィクションだがデフォルメも激しく、どこまでが事実かはわからない。とはいえ、官僚制度の悪しき部分が露呈している、現代日本の権力の在り方に一石を投じる作品であるのは間違いない。
この短評にはネタバレを含んでいます





















